この時期どうしても登頂に入りたくない、もしくは他の病院でのより割の良いバイト当直に精を出す人が居るためにその隙間を補う役目を負わされてしまいます。まあ、XX長等という役職を与えられていると、その名前に応じてしなければいけない「やりたくない業務」等というものが入ってきますので、なかなか面倒くさいもんです。
取りあえず年末は二連直。今年まではなんとかこれで行きますが、寝当直レベルであればこれでもギリギリなんですが、実際は働き方改革上やっていく事は避けたい当直です。
何というか病院内には年末感というのは全く無くて、精々が週末の延長。特にこうやって仕事を強引に当て嵌められているような状況では楽しみもありません。
と云う訳でやることは必然、映画の視聴や勉強、そして読書など。あとは少しビクビクしながらエルゴメーターで一時間ほどrowingして500カロリー+αほどのカロリーを消費しています。病院内にあるリハビリ室に置いてある自分のマシンでやっているんですが、トレーニング中にPHSが鳴らないことを祈りながらのワーク・アウトです。
今日の隣の精神科当直の先生は当番日に当たっているのか「物凄い数」のコールが鳴りっぱなし。統合失調の女性なのでしょうか大声をだしながら受け付けの横で警察の方と疲れた表情の家族さんに付き添われて薄い暗闇の中で走りだしそうな様子でした。
こういう時の内科医の私は全く出番なし。
そもそもこういう状況でやってくる多彩な精神症状を示す人達の正確な診断など出来る訳も無く、実質的には病棟において内科的問題がある人達の内科的問題の解決に最大の努力を払う事が精々です。
こうしたシュールな状況の中で二人の医師が当直する年末深夜の精神病院の夜は更けていくのでした。
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