2023年12月22日金曜日

統計処理の能力は文字を書くのと同じくらい大事な能力

「解析に適切なパラメータを適切な手段で収集してそれを業務に活用する」という事が全くできない部署は悲惨です。

あのデータはどこにある?あの人に関する記録はどこに?というような検索型のデータでさえ一々紙のファイルを探しているような部門はまずオワコンですし、会計業務や労務管理におけるデータを使った種々の解析が出来ていない部署などに至ってはほぼ存在意義さえ無いと私は思っています。

しかし、私は個人的に思っているんですが、日本の組織というのはこの手のデータアナリストの重要性がほとんど理解されていないのではないかと強い危惧を持っています。その結果、企業や自治体においては適切なデータを求める人間はおらず、適切なデータを収集するような命令を出す人間も居らず、例えデータが集まってもそれを適切に解析できる人間が居らずというような寒々とした世界が広がっている訳です。

日本が出してくる行政の広報に一体どれだけの頻度で適切なグラフによる解析結果が提示された統計が出てくるでしょうか?少なくとも名古屋市においては多くの場合はエクセルによる数字の羅列がダウン・ロードできる形式でウェブ上に上がっているだけで終了というパターンが多すぎます。

お役所の仕事は実際はココからが始まりの筈なのですが、スタート地点で終わってしまっている例が殆ど。文言による解説は当然あるとして、その解析(しているとしたら!w)や説明の妥当性を裏付けるグラフ解析の結果が殆どの場合に提示されていないのです。orz

税金を徴収するのは全く構わないけど、その程度の基本的な事も出来ないような連中は本音を言わせて貰えば、本当は全員「馘首」にして欲しいところです。

統計学は黄金の学問の一つ。その基本のキが出来ない人達に都市計画や未来のプランを語って欲しくないと思うのは私だけでしょうか?

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