実は自分の働いている病棟のナース・ステーションにいつも一生懸命病棟で働いている若手がやってきました。するとそこで師長とこの若手の間で始まったのは年末の急ぎの転居の話。種々の事情で今住んでいるマンションを出なければならないとの事。
しかも話を気にもせず聞いていると、後輩は車を持っていない状態かつ今年中に今住んでいる所を出ないといけない等という切羽詰まった状況だという事を「たまたま」病棟で知ってしまいました。その哀れな若者に住んでいる住所を聞いたところ何と自分の働いているバイト先の病院からかなり近いところ。車なら数分で移動できる距離でした。
そこで・・・ちょっと親切心を起こして、傍でカルテに記入していた私は「X君、もし待ち切れるんやったら仕事が終わった後に荷物ちょこっと運んだろか?」とオファー。まあ、オジサンの年末奉仕という感じで話を切り出してみました。最初は「え~っ」とか「いや、申し訳ないっす」とか言っていたのですが、私の方から逆に「そんじゃ車とか引っ越し業者とかもう手配しとるんか?この時期に急な引っ越しの依頼とか絶対頼めんし、見つかったとしても相当ぼられるゾ!」と言ったところ、本人は急に真面目な顔になって黙りこくってしまいました。
そこで、話を切り上げ「手伝っちゃるから待っとき!」と言ったところ素直に従う事に。
私のバイト先での仕事が終わるのが6時なのですがこの時期は既にもう外は真っ暗。新人君の家に着いてまとめておいてもらった荷物を私の車の中にバンバン積み込んでは新居へ、そしてまた元の家へ戻って残りの荷物をガンガンと積み込んで新居へ。こうやって真っ暗な中で、二回荷物を積み込んでいく様は誰がどう見ても「夜逃げ」でした。w
作業自体は本当にスムーズに終了したのですが、何だかカッコ悪い引っ越しとなりました。しかし、新人君からは猛烈に感謝されて仕事は終了。この時点で全く何も食べていなかったのですが、そもそも今日の夜食はこうなることを予想して朝の時点から外で食べると決めていたので、新人さんを千種の本郷亭に誘って白湯麺を注文。腹が朽ちると急に眠気が襲ってきましたが、最後の力を振り絞って彼を家に送り届けて本日の業務は終了。
朝の早い段階からのバイト仕事と合わせると長い長い一日でした。まあ、新人さんのお金をセーブすることが出来たと思えば良い一日でした。
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