2023年11月25日土曜日

狐憑き家族

そもそも狐憑き(信仰)というのは古来中国から伝わってきたようです。

狐狸妖怪などと、キツネやタヌキにとっては有難迷惑な比喩が日本語の中に成立していますが、それもこれも日常生活の中でそれらの小動物達が始終目と鼻の先に出てきていたからに他なりません。

さて、そんな狐憑きというのは日本においてはしばしば精神疾患、恐らくは特に統合失調症の一表現型として村という共同体で受容されていたようです。祟りや憑依などに対して村人なりの解釈が彼らなりの合理性をもってなされ、御狐様が憑いたことでおかしくなってしまったという解釈が最終的に村人達をして「なるほど」という形で安心させていたのでしょう。

ところが、今の時代にも未だにこの御狐様が頭の中で跋扈している方々がおられるようで、前回に引き続き今回も病棟に現れました。ある認知症のお婆さんの末期の状況を見てインチキ霊媒師のネット上のお話をプリント・アウトして「こんな感じですから」と再び現れたのでした。

私としては患者さんの家族達が何を信じようと全く構わないのですが、その個人的な確信をあたかも「そうですよね」という感じで我々に同意を求めるのは勘弁して欲しいものです。w

正直なところ、彼らの精神構造には恐らく統合失調の萌芽の様なものがあるのだろうと「非精神科医」の私は一人思っているんですが、そういう人達に同意を求められても私としては曖昧に優しい笑いを返してあげることが最善の表現系だと思っています。

恐らくこれから1000年経っても(もし人類が存在していればの話ですが!)この手の人達は絶対に絶滅することはありませんよね。間違いなく。orz

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