以前の募集と言えば履歴書と面接の後に採用可否通知があって試用期間を経て正式採用というのが日本のスタンダードだと思っていたのですが、最近は履歴書に書いてある「以前いた病院」での職務内容やその時期に関する種々の情報まで込みで書き込む別紙を提出させてから面接に臨むことが多いのだそうです。
もう一つは看護師専門の人材派遣業。これは巨大システムでいわゆるピンハネ業ですね。wこれも良く使われているんですが、まあ本当に玉石混交。多くの病院の理事長や院長はこの人材派遣業にお世話になりつつも毎回騙されて大枚を叩かされ続けています。
各病院にとっては良い人材、そして出来ればその良い人材であって「かつ」長く残ってくれる人たちを求めているのは当然。きちんと働ければ年齢は問わず、性別も問わずというのは近年ごく普通の事なのですが、例えば市井の❝非医療職❞の人達が頭の中で優秀なのでは?と考えているような大学病院や国公立の病院等から来る様な看護師さんには残念ながら頭でっかちで、とてもとても普通の私立の病院では(少なくとも最初は)使えないような人が混ざっている事も多いのです。
上に書いたような話がトンデモナイ偏見と言い切れれば寧ろ良いのですが、実際に看護師さん達は結構「単能的」な方々が多くて、私立の病院の様にアレもコレもと言った感じでマルチプルに雑務をやらされてきた経歴が無い人も多くて、年がら年中採血する部署にいる人とか、カメラ室専属とかいう尖った育てられ方をされていることも多く、そのようなシステムが普通と思っていた人達が「外の世界」に出てくると、巣の内側しか知らなかった雛が初めて空を飛んだら何じゃこりゃ?という状態になることが多いのです。
しかも、看護記録や勉強会をする事がメインの仕事だったような人達からしてみれば、医者に言われて「あれ持ってきて、これ伝えてきて」なんていう今までの病院ではあり得ないような指示が出されるようなシステムは恐らく耐え難いものである部分も無いとは言えず、辞めていく人の中には(極マレであるものの)3日で辞めちゃうような人とか、一か月だけとか一年で~なんていう人は意外と多いのです。
正直なところ「一体どこのどいつが採用したんだ?リクルートの責任者出てこい!」というような人物も時には採用されている訳なんですが、そう言ったすり抜けを防ぐためにでき始めた近年の履歴書以外の用紙提出なんでしょうね。日本の雇用法は絶対的に被雇用者が強いので、一旦採用しても試用期間だろうが何だろうがそう容易にはもう首を切れないのです。orz
アメリカの様に(場合によっては数枚の)推薦状を持ってないと次の職場に行けないようなシステムにしておけば良いのでしょうが、まだまだそれがスタンダードになのは日本では一部の外資系等の高級職に限られているのでしょうね。
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