2023年11月12日日曜日

インフルエンザの予防注射ズンズン

いま、病院内の職員さん達を中心に大量の予防接種を行っています。

週に二回の予定で都合四回のショットで先ずは職員を希望者全員イミュナイズ。その次に患者さん達の中で希望者を募って次々にショットなのですが、今の時点では数百人にショット済み。基本的にインフルエンザ・ワクチンは日本においては皮下注というのが基本的な状況なので、新型コロナワ・クチンのショットのように筋注とはなっていません。

ショットを打つ時に必ず出てくるのは本物の注射嫌い。大人かつ成人の医療従事者であるはずの男女なのですが、自分が注射を打たれる番になると本当に子供に戻ってしまう人がごく一部ではありますが「毎回」居るのです。w

列に並んでいて自分が打たれる直前までは緊張した面持ちで並んでいるのですが、いざ座って打たれる番になると本当に「うろたえて」右往左往して子供のようにワーワー言う人が居るんです。

当病院では男女の医師が一人ずつ。そして看護師さんにも一人居られます。何というか、毎回こっちのほうが冷めてしまう感じのうろたえ様なんですが、きっとチビちゃんだった頃はお母さんにむんずと腕を掴まれて大泣きしてたんだろうなと想像してしまうのでした。

何人にもなにがしかのphobiaというのはあるものなんでしょうが、こういうのって先端恐怖症なんでしょうか、それとも痛覚に対する幼児体験に伴うPTSD、そしてその延長上にあるpanic disorderの様なものなんでしょうかね?わかりません。

しかし、目の前で大の大人が子供に戻って逃げ回る様を見ていると「人間って体の底から出てくる恐怖には生物として正対出来ないものなんだな~」と逆に学びを感じてしまいます。

まあ、自分の場合は体の底から出てくる恐怖というのは高さに対する恐怖ですけどね。こればかりは体が竦んでどうしようもありません。動かなくなるんですから仕方ありませんね。原始的な生物としての危険の感知なんでしょうが、世の中には高さが全く怖くない人達がいますので、その人達にしてみれば高さを怖がる俺を見て思うのは私が注射を怖がる人を見て抱く感想と大差ないのでしょうね。

恐怖って不思議なもんです。

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