2023年11月13日月曜日

苦労知らずの金持ちって強いナ~w

医者になると金持ちと貧乏人が混ざります。

基本的に先ず国立の医学部と言うところには金持ち出身で良く教育の行き届いたお坊っちゃまというレベルの人間から、そこそこ金持ちだけどその金持ちのレベルが「育ち」にまでは影響を及ぼしていない程の連中。残りはいわゆるサラリーマンなんかの子供で、金持ちとは程遠い世界で普通の感覚で生きてきた連中。この中には私も含まれます。マア、その中でも私なんかは経済と言う名目でのカテゴリー分類では更に下層階級に属します。

そもそも学生の頃には家賃11,000円の幽霊屋敷と呼ばれる下宿に住んでいたのですが、戦後直ぐに建ったような建物で、共同風呂、共同便所で住んでいたのはたったの四人。自分以外の三人は革マル派の多浪医学部生と何時も酔っ払ってる建築労働者、そして隣は沖縄から来た貧乏歯学部学生でした。

貧乏すぎて仕送り無しの時期が長く、麻雀で先輩から金を巻き上げて糊口を凌いでいたのもこの時期でした。w

貧乏な学生の中でも私などは塾に行けるような金もなく、況や家庭教師などというのはどこの世界のブルジョア?というような感覚です。逆に医学部に入ってからは塾の講師や家庭教師にはなりましたが、そんなにお金が無さそうなのに意外と無理して家庭教師代を出す人達というのが居られるというのにおどろいたりもしました。しかし国立の医学部に学生としている間は貧乏人同士、自然に貧乏人の感覚が通じる友達が沢山いました。

しかし実際に医者になってみると私立の医学部の先生達と出会うことに…。

本当に金銭感覚が違う!と言うのはこの私立大学から来た先生方と出会った時に解った気がしました。その中でも中小企業以上のレベルの会社の社長の子供として生まれた先生で医学部に行った人達というのは「本当に」違う。

乗ってる車などはマセラティやポルシェというのはごく普通で、海外に行くにもファーストクラスをのチケットをごく当たり前のように購入し、友人の分まで!購入したりするのを見て「・・・」と言う感じ。

趣味にかけるお金の額も凄いのですが、一部の先生の仕事に対するヌルさも「・・・」と言う感じ。何というか別にマジメにしなくても良いし、金なんていくらでもあるから給料とか別に幾ら貰うとか気にもしなくて良いんよと言うレベルの人が居るのにはやっぱり驚きます。(本当は金のことを気にしなくていい人間こそが大学院なんかに行くというのが本筋なんだと私は思うんですけどね。)

金を得ようとしたら「医師」なんていうのは一部の自由診療を行う美容外科の人間以外は所詮下流なんでしょうね。w

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