2023年11月17日金曜日

製薬会社の若手を鍛える

今日は夕方にある製薬会社の若手のプレゼンを見せて貰いました。

実は前回、当院にその若手が来てある製品のプレゼンをしたのですが、何とも歯痒い仕上がりでして、スライドの中身もメタメタならプレゼンも眼の前の原稿を「読んで」いるのが丸見えの状況。

その上で更に悪いのはプレゼンの後に行われる質疑応答がアカンというレベルでしたので、こちらも気の毒になってそれ以上の深い質問は避けました。

本質的にその薬品のウイーク・ポイントにあたるような質問を次々にしていった時などは敵も本腰を入れてきて理学部や薬学部卒の製薬に関連する知識を持ち合わせた人間を連れてきて「普段は見せないデータ」を見せてくれることもあります。

製薬会社も医師に薬のプレゼンをするときには本当にいろいろな方法で攻めてくるんですが、良くあるのは医局会で昼食を出してそれを食べている間に薬の内容説明などを行うというもの、その次はホテルなどに医師を呼んでそこに教授などを司会として置いておいて、他の教授などを更に演者としてプレゼンさせその中に売りたい薬の効果を紛れ込ませるというよなもの。

とは言え、最近はコンプライアンスの問題が大きくconflict of interest (COI)の観点からただでは食事を提供しないとかが普通になっています。更に昨今はコロナで人を集めなくなったため、ネットでの映像提供ですべてを済ませるような講演会の形式が標準となってきました。興味ある案件に関するネット講演会などは全国から6‐7000人ほどの医師がその画像を視聴する、等という時代です。

さて今回、その製薬会社から以前「不味いプレゼン」をしていたMRさんが来たのですが、私の居る病院で一時間の質疑応答付きのプレゼンをしていろいろとしつこい突っ込みを入れるという訓練をしました。

プレゼンが始まってまずすぐにびっくりしたのは、この一か月の間に猛烈にプレゼンの質が急激に上がっていて、きちんと訓練してきたというのが非常に良く判るほどレベルアップしていたという事がきちんと可視化されていて大変印象的でした。質問にもレスポンス良く答えてくれて、私は「やっぱ若い人の伸び代はおっきいな~」と改めて若さの持つ凄さに感心することしきりでした。

やっぱ大学院生よりかは商売っ気のある若者のほうが熱量が高いこともあるんですね。w


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