歳をとるという事は、体のいろいろな機能が次第に(人によっては急速に)低下していく過程を経験することを意味します。シュワルツェネッガーだろうがスタローンだろうが、どんな可憐な美人でも私の大好きなあのオードリー・ヘプバーンでさえもその「美しさ」という点においてはやはり時計の針の進み具合には全く勝てないわけで、物理学の法則に支配される生物の悲哀を色々な現実を通して見せつけられる事になります。
人の体のパーツとしては筋肉、骨、神経、皮膚などありとあらゆるパーツが細胞の持つライフサイクルと機能低下の法則に従って遅速はありながらも衰えていきます。
その途上で癌細胞が出てきたり、骨粗鬆症で骨がスカスカになったり、見事なボディ・ビルダーが見る影も無くなったり~等という事になるわけですが、外見という意味では皮膚が最も目立つ老化の組織表現となるのではないでしょうか。
特に皺などは水分の含有量や線維芽細胞の変化に伴って目立ってきますし、シミも日光に当たり易かった部位を中心にボンボンと目立ってきます。そして何だこれは?というものの代表がイボ。皮膚科学的にはありとあらゆるタイプのイボが存在する訳ですけれども、かくいう私にも水いぼの様なものが1‐2個ほど小さくはありますが存在しています。気にはなっているけど取らんといかん程のものでは無いという存在ですが風呂に入ると思わず触ってしまったり~なんていう存在。
更には扁平な盛り上がりを見せるタイプの角化部位なども老化の一部として姿を見せることもありそれが一個私の脚にもこの10年ほど居座っていました。
そこで、バイト先の同僚の皮膚科の先生が診療の後に液体窒素が余っていることを利用して「とって差し上げます~」とのお申し出をして下さったことにより今回これらのモノを一気に取り去ることとしました。専門家による診察と治療なので、これほど安心な事はありません。先生は簡単に、しかし慎重に見極めて「これは普通のイボなので直ぐ焼灼できます。こっちのは繊維腫ですし、首の後ろのモノは比較的出血しやすいので大学病院なんかの大きめの施設で取ってもらう事をお勧めします!」という事で直ぐに可能な場所に液体窒素をサクリサクリと当ててくださいました。
するとどうでしょう。一週間後に連中は見事に全滅。極一部の枯れ残しを除いて奇麗サッパリとフラットになってしまいました。一週終了後に「念のため」と言われてほんのかすのように残っていた部分にだけ液体窒素を当てて終了。これで完璧です。
何というか、今まで連中をじっと眺めていた数年間は何だったんだろうと云う位あっけない幕切れでした。
もっと早くからやっておけば良かった…。
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