最近、半年にわたって近所の歯医者に通っています。
私はと言うとまさに「ど真ん中」の昭和の子。今の子供達のように歯科健診で虫歯など一本も無い等という子供が沢山いる令和の人類とは真反対の求人類です。
私自身の虫歯が一気に増えたのは小学二年生位の頃のお話。今でも鮮明に覚えていますが、その当時カネボウのガム工場に仕事に出ていたNオジちゃんと呼んでいた母の弟が帰郷時に私にソーダ・ガムの箱一箱丸ごとお土産として持って帰ってくれたのです。
そのお土産が私を一生苦しめる事になろうとは、もちろん全く知らない当時の私はそのシュワシュワ感バッチリのソーダ・ガムを顎が疲れながらもほぼ数日で一気に食べきったのでした。そしてある事に気づいたのです。ある事とというよりある異変と言ったほうが絶対に正しいのですが…。
まず当時の標準的な馬鹿ガキ、かつ歯磨きを毎日きちんとすることもなく時々寝ていた私。オマケに私の両親もきちんと歯を磨く方法を子供に教育するような近代的かつ基本的な衛生教育をきちんと受けた育ちの親ではありませんでした。orz
そして・・・暫く経って私の歯には不気味な異変が…。歯の表面がザラザラになり始めたと思ったら、あちこちで欠け始めたのでした。Σ(゚∀゚ノ)ノ砂糖の塊であるガム、かつその表面は硬い飴状のものでしたがその内側にはシュワシュワソーダの塊がびっちり詰め込まれていたのですから、まさに個体のコカ・コーラのようなもの。波状攻撃で幼い私の歯を一気に蝕んだのでした。
それからの私の習慣は歯医者に通うことになってしまいました。当時の歯科医の技術がどれほどだったのか、それともその歯医者が下手だったのか。虫歯の治療をしては直ぐに詰め物が取れるということの繰り返しでこの習慣がエンドレス状態。
結局この時のダメージがずっとずっと続いていて、年がら年中歯の治療をしているような典型的な昭和の貧乏人の子供のその後の一生と言うような状況になってしまいました。アメリカでもこの状態は続き、下の顎の歯の5本がインプラントに上の顎は顎で沢山の歯が治療を受け、今でもメジャーな歯の問題が2つあり、今日もボッコリと歯茎を開窓されるような激しい治療を受けました。なんだかな~とただただ情けなくなるのです。
今のところ近所に良い歯医者さんが開業しましたので、今回ばかりは定期検診を含めてきっちり最後の最後までこの歯医者さんと心中するつもりです。
今の子供は本当に虫歯自体がありません。時代の差ですね。歯医者を支える最後の世代は我々昭和の子達でしょう。
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