2023年5月9日火曜日

息子が大変でした

勤務先で働いている時にテキストが入ってきました。

何事と思って何気なく開いてみると嫁さんからで、息子が「作業所で何時になく元気が無いので熱を測ったら38.9℃だった。今からタクシーに乗せてヘルパーさんと家に帰ってくる」との連絡。

私自身がその後に仕事を定時で終えて家に帰ってみると元気のない息子が既に家のベッドでコンコンと寝ていました。話を聞くと、家に帰ってきて吐いたり水のような下痢を出し続けた後ガックリとして寝てしまっているとのことでした。先ずは家に持ち帰ったCOVID-19、flu-A/Bの検査キットで調べましたが反応はなし。ロタやノロの可能性もありましたが、それは判った所で対処法に大きな差が有るわけでも無かったので調べませんでした。

そのあと、やはり息子は元気無さそうに夕食時に起きてきて暫くPCの前に座っていたのですが何故か下を向いたまま静かにしていました。私は何かがおかしいと思い側に近づいてみると、小刻みに体を震わせて目がうつろでした。そもそも、自閉症の息子は疲れやストレスでてんかんを発症しやすいのですが、薬を飲もうにも服用した薬を吐いてしまうので、全くその服薬効果を期待できません。

更にチアノーゼが出てきていて、唇も顔つきも爪の先も紫になる始末。震えの止まらない状態と思ったら熱が39℃。これだけ吐いて下痢をすれば電解質異常も必発。当然の様に経口解熱薬は吐いてしまい何の意味もありません。もし状態がこれ以上悪化するようであれば第二日赤の救急外来に運ぼうかなとも思ったのですが、厚着をさせて頸部を冷えピタなどで冷やしながらソファで嫁さんが抱っこしていたら少し状態が良くなってきました。

取り敢えずエマージェンシーからは少し外れたと思った瞬間に車を飛ばして自分の病院へ行き、夜も12時少し過ぎではありましたが、自分の病棟の看護師さん達に頼んでソリタT1を1本と3号液を二本準備してもらい輸液セットを袋に詰めて出てきた家へ戻る前にMaxValuへ直行し、沢山のゼリー類やポカリスエットなどを買い込みました。(OS-1は売っておらず!)

家へ戻ると息子の手を取って駆血帯を巻いて血管を探しすぐに1号液の点滴を開始。疲れてしまったのか寝始めましたがそれでも時々起き上がってオエオエと吐きまくります。嫁さんにはリビングルームに私用の布団を持ってきてもらい息子にはそのままソファから動かさず厚着をさせてそのまま寝せることにしました。嫁さんには別部屋で寝てもらうことに。

夜中も結局3時半までは私が洗面桶を持って嘔吐に対応しつつ、おむつを履かせてそのまま寝せるということを繰り返したのですが、何度か「ぷぴ~ぷぴ~」と水様下痢の出ている感じの音が聞こえてきました。それを少しばかりオムツに溜めさせて風呂場へ直行して嫁さんに協力してもらいながらお尻洗い。時間は朝の5時過ぎ。

手伝ってもらったのはお尻を洗っているときの点滴袋持ちと寝ていたソファのうんこチェックとクリーニング。結局、私自身はあまり寝られなかった当直から帰ってから今日も朝はきちんと眠れたのは1時間程度でした。w

久しぶりに育児をしていた頃を思い出しました。そういえば、メリーランドに居た頃に5歳頃の息子が同じ様にひどい胃腸風邪で体重激減して命が危なかった時期があったのを思い出しました。

何時まで経っても親にとって子供は子供です。

 

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