長女の誕生日が再びやってきました。
長崎の産婦人科で迎えたあの日あの時の長女の誕生の瞬間は未だに忘れませんが、あれからもう29年も経ったのかと思うとありきたりの言葉ですが、「はやかったな~」と思います。泣き虫で私に何か言われてはシュンとなったり、ちょっとした事で鈴を振るように笑う感じの感情豊かな子でしたが、今ではすっかりアメリカで立派に自分の足で立って一人で暮らせています。
18日になった瞬間にスマホから娘の健康とその幸せを祈る内容のテキストを届けました。
実際の所、長女に関しては我々親は既にその生物学的な役目は終了というのが正直な所で、後はもう我々側の勝手な愉しみとしての彼女の結婚や孫の誕生など「もし発生するのなら」ちょっとくらいは小さなプレゼントでアシストしてあげたいな…くらいのものでしょうか。
お腹の中に居た系統発生の時間まで含めるとほぼ30年弱の時間が生物として経過したわけで、まさに「思えば遠くへ来たもんだ」と言うところでしょうか。30弱と言うと、早く結婚出産を迎えた女性であれば既に10歳前後の我が子が、そして普通に二人目の子供が居てもおかしくはないというところなんでしょうが、今時の大卒の女性なんて言うとどうしても普通に未婚という人が増えてきているみたいで、この手のことに親として首を突っ込むのは野暮というものなのでしょう。
まあ、我々が何を言おうと進学にしても就職にしてもパートナー選びにしても全部自分で決めるような子に育てたのですから、その通りに育ってくれたことを逆に感謝しなければならないのですけどね。
いろいろな時期を最初は親の手を借りて、そして今では友人達とともに、そして多くの場合今では自分自身で人生の難しい局面を乗り越えて行っているようですので、背中の後ろから密かに応援し続けなければならないなと思うのでした。
まあ、今のところ何を言ったところで労働や人生に対する価値観や哲学は私と長女とではキッパリと異なるものですので、一切余計なことはしませんが。w
親としてはまずは健康と安全が彼女の人生に寄り添ってくれるようであればそれを第一と思うのは自分としては当然のことだと考えます。
それから先の事はなにかいいことが有っても全てオマケです!(それはそれで良いことなんでしょうが、欲こいてロクな事などありませんので、あくまで自然体です。)
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