2023年1月17日火曜日

名古屋の医療が再び危ない

名古屋の医療事情が逼迫の度合いを増しています。

在宅の患者さんで、状態の悪化した方々の紹介・検査等の依頼をかけても全く空き病床が見つからずにたらい回しになる時間が長引き続けています。今の時点では30分とか1時間、粘って探せばなんとか受け容れていただけるという状況ですが、このままコロナの第8波が遷延化し続ければ、その時間もさらに伸びてきて最悪の場合「受け容れ不可能」という状況に陥りかねません。

初期の新型コロナの拡大時にも同様な状況が発生していましたが、ワクチンの普及と新型の抗ウイルス薬の到来で、以降は何とかそのような状況は回避し続けてきました。

しかし、今回の8波では医療サービスの回転と言う意味でその歯車が次第に嚙合わなくなっている状況が再度出現してきていると思えます。いろいろな病院で、周囲の看護師さんや医師の中にも咽頭症状があるから調べてみたら陽性だったなんていうような「いつのまにか」忍び寄られて新型コロナ・ウイルスに感染と言う状況が到来しています。

また、これだけでなくインフルエンザの発生が事実上この一月から名古屋でも確認され始めています。およそ3年ぶりの再登場。この3年に亘ってインフルエンザのイミュニティがついてない状況の日本ですから、いったん爆発的に拡大したら留まるところを知らないような状況が展開されないかと少し心配しています。

3年ぶりにピクリと上昇カーブを見せる名古屋のインフルエンザ感染者!

医療資源を喰い尽くす世界規模の感染症。アメリカは何事も無かったことのようになっているとの事ですが、果たしてそれは本当でしょうか。アメリカの感染症科の医師にその日常を直接聞いてみたいものです。


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