2023年1月3日火曜日

動物園で寒さに震える

今年の正月は久しぶりに正月らしい「予定の無い」三が日でした。

それでも家族としてのdutyが全く無いわけではなく、今日も作業所お休み中で家にこもりがちになる自閉症の息子を連れ出してその無聊を慰めることにしました。相変わらずのぐうたら親子ですから起きること自体は昼近くになってしまい、出発に至っては午後二時半過ぎ。いろいろな事をするには、もしくはいろいろな所に余裕を持って行くにはちょっと遅すぎるのですがそれでもぐうたららしく焦らず行動開始。

車に乗ってお伊勢さんへ正月参拝に出かけるということも出来た訳ですが、わかりきった渋滞の中に突っ込むようなことはせず、乗り物一般が大好きな息子を別の形で喜ばせようと地下鉄で移動することにしました。

地下鉄車輌内で息子はどうしてもその嬉しさの表現が止められず座席に浅く座り、向かいに流れる窓の外の景色を眺めるために大きめに身を乗り出し身を少し揺らしてニコニコしていました。「もう少し後ろに下がり~や」というと素直に10センチほど後ろにずれてますます楽しそう。息子を連れての鉄道車輌での移動はやはり大正解でした。

到着したのは東山動物園駅。そもそも車内にも人は少なく移動は容易だったのですが、この時間帯に動物園に到着してもどちらかというと園内に入っていこうとする人よりも出る人のほうが多い感じなのは自然の流れでしょう。入園の最終時間まで既に二時間を切っていましたが、風吹きすさぶ中でもきちんと外に出てくれている犀や鹿、象などを眺めながら園内を南の方へ移動。ただ、動物には関心が有るのか無いのかよく判らない印象はちびすけの頃から相変わらずでした。

という訳で、息子が「明らかに」喜んでくれる食事ネタを探したのですが、正月らしいジャンクを食べられる筈の外の屋台では勿論カードが使えないし、持ち合わせがたまたま1万円札しかなかったので、500円のたこ焼きだけを買うのに万札を出すのも気が引けたので屋内で食事を出す建物を探して少し放浪し、アメリカン・ドッグと唐揚げをゲット。

座るところが室内になかったので寒空の下、誰も座っていない外のテーブル席に二人で寒さに震えながら座ったのですが、私自身は食べ物にありついて嬉しくて堪らなそうな息子の食べる顔をじっとニコニコと眺めていました。

実は私の分もアメリカン・ドッグを注文していたのですが、運悪く一本だけそこにあったものを渡されて残り一本は「出来次第お知らせします」とアラームを女の子に渡されたのですが、息子がゆっくりと全部食べ終わった後も音は鳴らず。orz

仕方ないので、レジの方に行くとずらりと並んだアメリカン・ドッグを後ろの棚に置いたままの女の子達が仕事をしていました。「おいおいw」と思ったのですが、おそらくはそれがここのバイトさん?のクオリティ。お金だけ返していただいたのですが、「アッ」というような顔をした後はバツの悪そうな様子で小銭を返してくれました。まあ、息子が喜んでくれれば親としてはOKです。

食後は息子の足取りもやや軽くなり、園内を一周するモノレールに乗って閉園直前の動物園内を一周。これまた息子はじーっと外を眺め続けてにこやかに楽しんでくれました。降り他時点で既にほぼ閉園直前の時間。なかなか有意義な時間を過ごせたと思います。やっぱり動物園はいいですね~。

家路にある藤が丘駅では外のマックでフィレオ・フィッシュを購入し、夕食の一部としました。

ぐうたら親子の正月最終日は「それなりに」楽しいものだったと思います。


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