2023年1月14日土曜日

試験・試験・試験

医師国家試験が今年も2月4・5両日に行われています。

恐らく医学部の6年生の皆さんは今頃は正月も朝も夜も無く勉強の最後の追い込みをされていることと思います。我々の頃よりも遥かに大量の新知識に晒され、医師に対する時代の要求も、我々が新米医師になった時とは次元の違う厳しさが要求される今の時代。あの当時が牧歌的と思えるほど今どきの医師の学ぶ事は増えてきていると思います。

さて、もう一方のこの国の「試験の雄」と言えば、大学入学共通テスト。いろいろと呼称が変わり続けてきていますが、最近の記事を読むと今まで使っていなかった私立大学がこのテストを自分の大学の学生のスクリーニングに大量に使い始めているとのこと。

以前、我々が高校生の時代の頃もそうだったのですが、私立文系の多くの有名大学受験生は「共通一次」と呼ばれていたころの我々の試験科目5教科7科目という大量の分散した学習範囲を嫌って、この共通一次を毛嫌いしていました。その後では一部の私大がつまみ食いのようにして一部を利用するような事を続けていたようですが、それが大幅拡大とか。

恐らく私立文系の皆さんは大学の選択肢がより先鋭化・狭小化してくる事になるのでしょうが、人生逃げられない勉強というのもあるのではないでしょうか。一生にわたって数学や生物、物理、化学的な知識や思考形式等を識らないまま出来る仕事と言うのはやはり幅が狭いと思うのです。そういう意味では語学や社会学系統だけではない世界も何時の日にか弁きゅしないといけないのであれば、若い頃がいいと思うんですけどね。

さて、今年の試験問題も読ませて頂きましたが、まずは英語の問題なんかは本当に実践的な問題ばかりで、非常に素直で英語圏の日常の生活に密着した素晴らしい良問だと思いました。我々の高校生の頃のような「問題作成の為の問題」なんていう感じはどこをつついても無いのが素晴らしい。言語と言うのは使えてなんぼと言うのが表に出ていて素晴らしいと思いました。

共通テストもあと一日。皆さんには出来れば一度だけでこの試験で高得点を出して、二度は受けなくていい結果が訪れますように祈っております。


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