病棟でデータを調べながらカルテを仕上げていた所に納入業者さんが物品を届けに来ました。
その横にはある会社のMR(医薬情報担当者)さんである女性の方がついて来ていて、先日行ったある経腸栄養剤の説明を聞いて下さってありがとうございました、という旨のお話を私にしてきました。問屋さんである医薬品業者の男性も、MRさんである女性も恐らく20代半ばと思われるまだまだピヨピヨの感じのフレッシュな社会人。私の長男とあまり変わらない程度の感じです。
その後に追加のお話として、別の自己導尿用に使えるシリコン・チューブの少し宣伝してきました。その時に製品の試供品としてどれくらい使えるんでしょうかという話をしてみたところ「実はサンプルは業者間で5つまでってなってるんです」との打ち明け話。私自身はそれを聞いた瞬間、心のなかで(それって普通は談合って言わんか?w)と思ったのですが、気にもかけない風を装って「それって業界の不文律?」と聞き返しました。
すると、そのMRさんでない方の納入業者である問屋のお兄さんがキョトンとした顔をしていました。私自身はその「?」という顔を見て逆に「?」となったのですが、もしかして・・・いや、まさか「不文律」という言葉がわからないのか?と感じたので「不文律って解るよね」怖ず怖ずと尋ねたところ。「いえ、知りません」との申し訳無さそうな返答が返ってきました。再び、心のなかで(マジか~~~~~~!)と言う声で叫びながら、隣の女の子に彼に向かって説明して欲しいと思い「では、彼に教えてあげてください!」とニッコリ笑ってお話を振ったところ、何とこちらの女性も「いえ、私も解りません」とのお返事。
それを聞いた瞬間に思ったのは(待て待て~い!君達、それなりの企業に就職しとるんやし、そうであれば名古屋的には大学は出とるんやろ?)ということ。実に失礼、大概失礼というのを無茶苦茶に承知した上で、彼にだけ「どこの大学ですか」と尋ねたところ「A学院大学です」と名古屋市内にある名古屋では名の通った大学名をサラッと返してきました。
隣の有名製薬企業のお姉さんも知らなかったということは日本の大学卒業生の平均的な語彙力は「物凄く」落ちているのではないかと暗い気持ちになりました。あくまでも推測ですが、根拠無く恐らく彼らは文系の学部卒だろうと(思い込んで)A学院大学の偏差値を調べたところ49-62と出てきました。ということは、偏差値50よりかは少し上の母集団の所属する大学を出てこの「不文律」という日本語の基本的な語彙を知らないという人達が大卒として愛知を支えているのかと考え込んでしまったのですが…まあ、大したことではないんでしょう。
と、思いたいです。w
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