2022年7月15日金曜日

長生きさせる為にはペットにも大変なお金がかかる

本当に最近、我が家の老犬が苦しそうです。

既に今年のハロウィーンを迎えた時点で15歳になるはずのいわゆる「高齢犬」なのですが、以前から持っている気管虚脱の症状が大分酷くなってくるとともに、立っているときでも基本的に以前ほどのしっかり感が無くなってきました。更にはモノの見え具合が大変悪く、頭の真下に美味しいパンや餌を置いてもキョロキョロするばかりでなかなか対象物を見つけ出すことが難しくなっています。

その中でも特に大問題になっているのは気管虚脱です。そもそもが我々の外出時などに家に置いておくとキャンキャンと無駄に吠え続ける子なのですが、その影響もきっと病勢に強い影響を与えているものと推測しています。

気管があちこちで扁平に潰れたような状態になっているのが気管虚脱で、ヨーキーをはじめとする小型犬に多い病気なのですが、人間などでも解剖学的にはリング状の輪状軟骨によってこの空気の通る管である「気管」は潰れないように護られています。

ところが、加齢や遺伝的要因、首輪による圧迫などによると推定される種々の要因によってこの気管の扁平状態の部位拡大と程度が進行するようです。獣医さんのHPに掲載されているレントゲン画像などを見てみると、確かにかなり扁平な部位が見える犬が存在していて、その気道狭窄部があるレベルを超えると、咳や呼吸困難の出現として「発症」するようです。

結局この呼吸困難の継続によって心不全や呼吸不全が進行し、最終的には死に至る可能性が高いのですが、この治療には基本的にステントの留置もしくはPLLP(パラレル・ループ・ライン・プロテーゼ)という柔らかい素材で気管を拡充させる訳ですが、オペ代が高いのと年齢や状態による適応の有無があるようです。

そもそもステント式でも30万ほど、PLLPでは80万!ほどもかかるとのこと。こんな老犬ではそもそも適応がないだろうというのが正直な感想です。

当面はかかりつけの獣医の先生の助言に従うしかなさそうです。

猫も犬も、保険代のみならず年齢にあった高い餌や治療代、定期検診代、その他トリミング代など、真面目に計算したら凄い額になるだろうと思えるお金を注ぎ込んできました。そしてそれ以上に大変なのは人的手間暇。生半可な気持ちでペットを買い始めるなどということは厳に慎むべきだと改めてペットを飼ったことのない方には言っておきたいものです。


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