2022年7月20日水曜日

発熱外来ガッチャガチャ

外の病院にバイトに行ってみて改めて状況の変化に緊張しました。

病院に着いて直ぐにエレベーターの中で別の職員さんから「先生、5人看護師が陽性です!」と語りかけられました。私としては「!」というリアクションしか返せなかったのですが、どの部署の看護師か聞き返してやはり訪問診療の部署がドライバーさんごとやられているとの話でした。

部屋の中に入ると全員がメガネ形式のフェースシールドを装着してPCに向き合っていました。そして職員の多くが濃厚接触者となった「可能性」のある人でさえ(濃厚接触者でなくとも!)PCR検査を受けさせられていたようです。

更に、病院の外に置いてあるパイプ椅子の列やテントの外には次々と患者さんが徒歩や車でやって来ます。1ヶ月前ほどまでは第6波が一旦落ち着きを見せてやっとの事で閑古鳥が鳴き始めて喜んだのも束の間、全くの泡沫(うたかた)の夢でした。朝から晩まで人が鈴なりという感じで、途切れることがありません。

夕方も外来の受付け停止は6時であるにも拘らず、診察の終了は3人の医師でフルに回して9時過ぎという状況。医療スタッフの方も疲れ切っています。しかも、現在の感染者の激増は未だ第7波の初期フェーズという状況であるのが「何とも…」という感想が思わず出てきてしまいます。

今回見たようなある病院での患者さんの来訪の拡大や院内での感染者の出現は他の病院でも実際に確実に増加しており、患者さんに感染が確認されていなくても看護師さんやそのご家族、そして医師の家族などにも感染は近づいています。結局のところ「明日は我が身」という状況になっておりまして、話しあっている医師同士でも冗談半分かつ本気半分で「お互い今話し合っているどっちかが陽性かもしれんしネ!」と言って半分白旗を上げているような感じです。

ただし、ワクチンは少なくとも3回は打っているので例え罹ってもデータ的には重症化は避けられると思っておりますが。


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