2022年7月11日月曜日

人を殺すほどの理由か?

安倍さんを殺した男の人殺しに至った理由が理解できません。

そもそもが人を殺す理由などというのが理解できることが万一あったとしても、それを実際に実行してしまうなどという「行為」との間には大きな大きなギャップが横たわっているわけです。それが普通の人。

しかし、病院の中では一見普通に見える人の中には恐ろしい傷害事件や殺人を犯した人物が実際にいるのも事実。日常で彼らを見ているとなかなか自分の隣を歩いている人物が殺人者であるとか、残酷な傷害事件を起こした人間達には見えないものです。映画で観るような極悪な面をした人間が目の前にいるなんてことはないのがおそらく普通なのでしょう。

しかし、その人達の心の内側ではどんなに相手が憎くても「命まではとらない」というところでその手を止める力が働いている訳で、中で何かを振り切ってしまうような大きな振幅を作る他の人にはない異常なものが働いている、もしくはその振り切れようとする針を止める制止装置が存在しないのでしょう。

快楽殺人、止められない殺人衝動などを持っているような世界の犯罪史に出てくるような変質者のみならず、今回のテロ事件のように「筋違いの怨恨」を元にして人を殺すなどということがどれほど異様なのかを考えてみると今回のテロによる元一国の首相の殺人事件は私のようなシンプルな思考回路の人間にはやはり理解できないのです。

母親がツボ売り商法で悪名高い、韓国由来の所謂「統一教会」という所に家を売るほどのめり込んで、今回の犯人家族を地獄に叩き込んだというのは恐らく事実だとしても、恨むべきは母親とその洗脳を行った教会というのが筋だと思うんですが。そこに有名人関係者として名を連ねていた元首相が彼の脳内では自分を地獄に落とした組織に関与する巨大な存在として犯人の脳内で直接のターゲットに置き換わってしまったのでしょうか。

テレビのインタビューでは良くあるような「礼儀正しい、大人しい方に思えましたけど~」という型通りの犯人像が返ってくるのでしょうね。きっと。

今回、一線を越えさせた何かというのは精神疾患でなければ何だったのか。恐らく精神科医による精神鑑定は間違いなく入るのでしょう。鑑定結果が常に正しいわけでもないのでしょうが。


4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

たとえ、精神疾患がこの犯行の理由だったとしても、
現行の法律で2人以上の殺害が死刑の条件だったとしても、

これらの筋違いの被害妄想が主因の無差別殺人現行犯は、速やかに死刑にすること。そしてそれを簡単なニュースで国民につたえる。

これ以外に、彼らは殺して自分も死にたかった、などと逮捕後にとうとうと述べますが。犯人が速やかに死刑に処され、大して報道もされないと分かれば、いずれこれらの承認要求系殺人は減るでしょう。

人の最低限の責任は自分も他人も殺さないことです。

small G さんのコメント...

言論を暴力や殺人で封殺する所業の行き着く先の方には多くの場合戦争です。
国家を右や左に傾けていくのは常に暴力。そして日本の場合、国家統制という形で全体主義になりがちなのが今までの常ですから嫌な時代が来始めてるのかもしれません。

人を巻き添えやターゲッティングで殺して自分も死ぬという事がここ数年大きな波になってきているような状況で本当に嫌なもんですね。

仰るように自分も人も殺さないで済む方法を常に必死で探し続けるしか無いのでしょうね。

Unknown さんのコメント...

悪名高い統一教会により洗脳されたお母様が悪いとは言え、どれほどの人が被害になっていることでしょう。世界中で宗教の名の下で税金は無税。洗脳した信者から多くのお布施というお金を吸い上げて、多くの不動産を持ち、自家用機も持ち贅沢三昧をしている人が沢山存在してる。
あれほどの悪行をしたおうむ教も宗教と言う名の元で解散させなかった。 信じられなかった。
宗教を規制してほしい。 でも悪い宗教はこの世からなくならない。
 
犯人がしたことは許される事ではないが、私はこの犯人の苦しさが良くわかる。 それで苦しさから逃避するためと思うが、この犯人もドラッグをしていたと読みました。
日本はますますドラッグが蔓延して、どこも安心して歩けなくなる日も近いと思います。



small G さんのコメント...

まさにこのことに関して今日書こうと思っておりました。

今日のブログで御返事の代わりにしたいと思います!