2022年3月6日日曜日

何でもかんでも値上がりか?

これはキツイ事になるかもしれません。

簡単に停戦にはならないことはプーチンの言動を見る限り「間違いない」と思われますので、この侵略戦争は長引きそうです。この裸の王様が何を考えているのかからんな~と思うのは、形の上でウクライナに傀儡政権を仕立て上げたところで、これだけ軍レベルの武器を国中にばら撒いてしまったら、為政者の安住の地など何処にもないでしょう。

軍務経験者も大量にいるような国にカラシニコフを始めとした突撃銃や国外から配られた種々の最新の強力な銃、そして何よりも恐ろしいのはスナイパー・ライフルも大量に街中に散っていることです。狙撃能力の高い人間が一旦誰かを狙おうとしたら、ほぼ逃避は不可能ではないでしょうか。

さて、そのような狙撃される側の人間が味わうであろう恐怖とは別に、世界の人々にとって大変に不味い事実がてんこもり。まず、ウクライナは学生の頃に習った事実のまま変わらない事があって、それはウクライナが世界的に有名な穀倉地帯と言うことでしょうか。世界の小麦の10%とかいう大量の小麦を作るエリアの生産性が落ちることと、ロシアの小麦輸出の他国への禁止が重なったらおそらく全世界の小麦消費の3割が影響を受けるとのことですから、その影響は深刻なもので有ることは容易に推測できます。実際に値段は爆上がりそのもので、以下のような感じ。小麦を使ったすべての製品は強烈に値上がりするでしょう。
この「極短期間」での異常な上昇は通常ではあり得ないレベル。では原油はどうかと言うと、以下のようになってしまっています。
この値段は市中のガソリン価格のみならず、ありとあらゆるオイルを使った製品群に及ぶでしょうから。長期化するとエグい値上がりになると思います。では、さらにルーブルの価値はどうなっているかと言うと、これまたロシアがオワコンになる様子が阿鼻叫喚図のように想像できるレベル。ごく最近までの対ドル比での実質半値にまでなってしまっています。
コレでは通貨防衛どころではありません。こんな値動きで通貨を防衛できる国なんて世界の何処にもないでしょう。おまけにロシア中央銀行が対外的に大量に持っている金などは実は日銀の腹の深い所に置かれていますから、ロシアは実際の所「簀巻き」にされて海の中に投げ込まれているような状況です。

ハイオクではない「レギュラーガソリン」1L=200円も近いと思えるのですが、その日が本当に来るのか。嫌な予感ばかりします。


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