2022年3月11日金曜日

3.11再び

再びこの日がやってきました。

アメリカにいた頃に日本で起きた歴史的大災害も既にあれから11年。時の経つのは本当に早いものです。恐ろしい程の巨大な地震とそれに伴って発生した巨大津波で多くの人命と地域の絆が失われたのが本当に昨日のようです。

日本にいれば何時でもどこでも地震という天災からは逃れられません。何時起きるのか、何処で起きるのか、そしてそれがどれくらいの規模なのか。ただ一つ判っているのはそれが誰にも判らないと言うことだけ。今後、地磁気や距離の歪みその他の様々な地学的参考指標の解析は進んでいくのでしょうが、複雑に沈み込む複数のプレート(示されているだけでメジャーな4つのプレート!)の真上に国全体が乗っかっているような巨大なリスクのある国でそれを正確に予測することは仏様でも無理でしょう。

そもそもこの国では地震が来ないと考えるほうが夢想であって、「必ず来る」ことを常に前提にしておかないといけないはずです。ところが、日頃から我々が備えとして出来ることと言えばごく微々たる物と事、そして防災訓練です。要するに手薄。

正直なところ我が家では防災訓練はしていません。名古屋市広報を確認してどこに万ーの場合の避難場所が有るかということは確かめていますが、それではとても十分とは思えません。とりあえずは保存食や保存用の水なども年々歳々少しずつは増やしてはいますが、おそらく一週間は持たないというところ。

キャンプ道具の充実に合わせてライトやテントはきちんと増えましたし、簡易トイレであれば家族全体で数週間は持つレベルです。ただし、こういった生活はあくまで「水があれば」支えられるものであって、更に言えば調理には電気やガスが必要です。

万一のことが起きた時にインフラがどれほど耐えられるのかは全くもって未知で、今年は冗談抜きで大型バッテリーも購入して少なくとも電気は数日持つ程度の準備をしておこうと決意しているところで、この週末にも更に少しではあっても買い足そうと思っています。

我々は多くの方々が犠牲になった11年前の天災を再度思い出して、「出来ること」はしっかりしておかなければならないと強く思うあの日の災害のニュースで溢れる今日この日の私でした。


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