正直、どの職場でもそこの仕事場やその仕事に「合わない」人がいると思います。
自分でやりにくさを感じている人も居るだろうし、周りにいる人がその人を困った人だと感じているような事もあると思います。例に違わず看護師さん達の仕事場にも同じ問題は実に普遍的に存在する訳で、病院で働く数百人の人の中には確実に何時まで経っても仕事を覚えられないし、何時でも患者さんと揉め事を起こしている特定の困った人が居ます。
師長は勿論、周りの看護師も看護部長も頭を抱えているのですが、御本人は意に介していないことが多いのがこれまた不思議です。というか、そういった事に気づかないからこそ平気で同じ間違いを繰り返すのだと思うのですが・・・。
前の病院を半年や一年で馘首になったり、居辛くなって辞めたり等というパターンから、師長から直接「あなたは部屋の隅に立って患者さんとはコンタクトしないで下さい。」等と言われる始末で、最後は流石に辞めてしまった等という話も。
この人達の良くある話の失敗代表例には人の「気持ちが読めない」という問題が大きく横たわっていることが多く、一般的な人と全く違う角度で患者さんと話をしたりしてしまうようです。普通は言ってはいけないようなことを平然と言ったり、逆に患者さんの話に感情の琴線を動かされるなどということは無いようで、家族も含めて怒らせてしまったりした後になって他の看護師に助けを求めて他の看護師を巻き込むというもの。大概他の看護師さん達には迷惑です。
また他の特徴は仕事が下手なことでしょうか。何時まで経っても手順を覚えられないのも大きいのですが、看護師さんの仕事の基本である血管確保などからしてまるでダメな事も印象的なくらい多いです。あの手先の不器用さはなんなんでしょうかね?
他にも、仕事の優先順位の付け方がまるでデタラメで、小さな事に気を取られたり脇からちょっとした仕事が入るともう全ての仕事が総崩れ。普通にやっても時間内に終わるはず仕事が二時間も遅れた挙げ句、引き継ぎの人が仕事をチェックしたらボロボロという状況。引き継いだ人に言わせると「なぜこんな間違いが出来るのかどう考えても解らない。」という様な話。これも謎です。
私自身も多くの看護師さん達から「先生、もういい加減にしてほしいです。あの人何とかなりませんか!」と頼み込まれるのですが、看護部長なんかにそういう話が伝わっても、今の時代「決定的で看過できないような有害なミス」でも犯さない限り辞めさせられないんだそうです。
こうやって「悪貨は良貨を駆逐する」という状態でその状況に耐えられなくなって辞めてしまう「出来る」看護師さんが居ることもまた真実。いろいろな意味で難しい話です。