2022年1月11日火曜日

更に絶滅へ。一年で200万とか・・・。

そうなるだろうと思っていた通りの事が淡々と進んでいるようです。最近、紙の新聞を手に取ったこともない何ていう若い人達はそこら中に居ると思います。

以前からどんどん進んでいた新聞の発行部数が更に減少の速度を早めているのが統計グラフできれいに発表されていましたが、その減少速度は想像を上回るもので、このまま行くと2030年代の半ばには紙で発刊される新聞という物自体が新聞社にとって経営を成り立たせる商売道具としてはどうにもならないものになってしまうのではないかと考えます。

近未来的には恐らくは電子メディアで100-200万人くらいを各新聞社が保持するのが精々じゃないんでしょうか。日経などの特殊なメディアでさえもネットの情報の渦とその速度を考えればまとめとして一日遅れで読む対象となってしまうわけで、紙で出た時点で既に過去のアーカイブ。速報性ではネットには全く勝てません。

況や一般紙に「翌日」出てくるような情報など、出た時点ではテレビは勿論、ネットでも既に十二分に消費、解析され尽くされて居るわけですから全く世の中の情報源としては遅れに遅れているわけです。そもそもネットの登場以降はテレビ自体もネットの情報を二次まとめみたいに流したり、スマホで一般人が撮った映像を流したり云う時代。速報性ではそのさらに下位に位置する情報源でしか無いような新聞紙はそこのオジサン達がまとめた昨日の出来事の恣意的に選択され、まとめられたアーカイブな訳で、今となってはそもそも社会に残る理由自体がないとしか思えません。

今後大事なのはデジタルアーカイブ、しかもNFT化されて正真性を担保されたようなものが大切になってくるんじゃないでしょうかね。

さて、この新聞の発行部数。夕刊紙などはそもそも続々と廃刊している上に日刊紙も押し紙問題や報道内容の偏向問題等でボコボコになった上での部数激減。もう戻ってくる目はないでしょう。今時新聞社に入社するような人間自体もオワコン・メディアに破滅を賭けて飛び込んでいくわけですから将来に何を見ているんでしょうか。気になります。

今時の新聞社は既に不動産ビジネスで息を継いでいるだけというのは普通の人でさえ知っているお話。一体いつになったら白旗上げるのでしょうか?

個人的な予想では、まずは産経新聞、次に毎日新聞、最後に朝日と読売が何かをしているのかもしれませんが、居残りの利益総取りで何らかのLast man standing状態を最後の最後に燃え尽きる前のろうそくみたいに楽しむのかもしれませんね。

巨大な輪転機が廻り、記事を印刷して大量の新聞が日本中に何千万部も毎朝配られていたんだよ~というのを「昔のアーカイブ画像」でのみ知る子供達の時代が20年ほど先に待っているような気がします。

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