2022年1月23日日曜日

ワクチン接種3回目の反応

私は新型コロナ・ワクチンを「接種する側」の人間の代表です。

もちろん以前このブログに書いたように、私自身も既に2回の接種も終わって今度オノレに3回目を打つようにセッティングしているのですが、私自身へ打つときには必ず万一の時に備えて他のドクターが居る時にしか打てません。もちろんショック対策。

今回の3回目のショット、既に100人以上の病院職員に打ってその直後からの反応とそれ以降の数時間後と翌日の反応を多くの人から聞き取り調査のようにして行っていますが、やはり1回目、2回目のショットの後の副反応と同様に「全くランダム」で、予想が付きません。これからも毎日50-100人程度打ち続けますので更に反応の経過を客観的にお話できる日が来ると思います。

以前までのショットのように二回目のショットのほうが副反応が多め、かつ若い人達のほうがキツめという法則が今回の3回目も同じような感じなんですが、何もない人は何もないですね。ただし、「出た人」に関しては高熱が出る人が比較的多い印象もありますし、注射した側の腕の痛みが前よりも強かったという人もいました。ただし、それもごく一部の方ですが・・・。あと一人だけ、打った側のリンパ節が腫れた感じがして一日だけ余計に寝込んでしまった若い女の子がいました。

3回目のブースト接種に関しては効果が如何ほどかという事に関していろいろと議論もありますが、イスラエルに至っては既に4回目の接種をしている状況ですので、今後はどこまで行くのかに関してはまさに話の分かれるところです。

しばらく前から飲むワクチンの話もありますし、メルクやファイザー等から経口投薬可能な種々の抗ウイルス薬の国内許認可の話が出ています。間違いない道筋が見えてきている状態で、インフルエンザと同様の対応ができる時代に入れば、新型コロナウイルスも間違いなく普通の感染症対応の出来る疾患として、ここ数年のようなパニックの如き対応をしなくても良くなると思われます。ただし、抗ウイルス薬が馬鹿高い値付けをされない限りでの話ですが!!!

今の段階ではやっと新型コロナも次第にその臨床症状の軽症化への流れを見せ始めた「印象」ですので、この流れがきちんと最後の方まで行って、変異株を含めた予防のためのワクチン、感染した後は早い段階で気軽に投与できる経口投与薬の2つがセットになってマスクを外せる日が来ることを祈っています。

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