まだまだカオスが続きます。
この前もここに記事を書いて日本の現在の製薬能力に対する疑いを書きましたが、その疑いはかなりのレベルで確信に変わってきています。
今日、病院の薬局からニュースという形で出されている毎週の薬剤関連のbrochureを読んで愕然としました。いつもとは比べ物にならないほどの大量の採用薬剤変更と供用中止の報せが書き連ねてあったからです。
その数、合計13種類。その理由欄を書き出してみると以下の様になります。
- 出荷制限による供給停止
- メーカーより溶出試験の問題で原因究明ができておらず供給停止
- 出荷調整が続き必要量が入手困難のため
- 製造方法、製造手順の不備のため出荷停止
- 原薬の供給遅延により製造中止
- 行政処分で出荷停止
- 出荷試験に適合しない製品があり製造中止
- 規格適合原薬の確保困難のため、在庫消失後中止
一体全体、どこの国の言い訳でしょうかね?しかも上の様な文言を出している会社は1社や2社ではなく、比較的万遍なくジェネリックの会社から出され続けています。結局の所、厚労省の誘導したジェネリック一番作戦は今のところものの見事に大失敗という状況です。
厚労省っていうのは前からトンデモと言える失敗を繰り返している役所ですが、今回のジェネリックの件でも薬事行政で日本の製薬会社を引っ掻き回した挙げ句に全体のスキーム大崩壊と言う状況ですね。
結局、割りを食うのは毎度のことながら患者さんです。情けない。
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