2021年9月2日木曜日

新型コロナの火はまさに自分の足下に・・・

どんなに手を打っても寄せては返す波のように新型コロナが近寄ってきます。

今日もある病棟のヘルパーさんが同居しているお婆さんが新型コロナ陽性となったとのことで、その方と同居していたそのヘルパーさんは保健所から濃厚接触者認定。その方が勤務していた時間帯にシンクロしていた方々を中心に全ての職種の人達にまずは抗原検査。取りあえずは全員陰性とは出ましたが、この段階では全く安心できません。

感染のソースとの濃厚接触を疑われたヘルパーさん自身には保健所からの要請でPCR検査。取りあえずはこの方がPCRで陰性だと判ると例え感染していても検出可能な抗原量はそれほど多くなかった可能性が高くなりますし、その上で再度一週間後にPCRを行っていくというアプローチを行うとともに、「その間」もその病棟に関わった人間と入院中の患者さん達は厳重なサーベイ下に置かれるとともに、入退院がフリーズされます。

勿論、退院希望者にはPCR検査を経た上で退院していただくことも可能ですが、通常2週間の経過期間を経て誰も要請とならなかった病棟からの転出者でなければお互いの病院間で患者さんたちを移送したりすることは無いのが新型コロナ後の「少なくともここ近隣」の病院界隈の医療事情です。

大きな問題はそこに留まりません。一部、ほんの数%いる未接種者が病棟に居ることで、他のワクチン接種済みの人の中でその人達が「火種」になって病棟の未接種、もしくは体力が低下している入院してきたばかりの患者さん達にとっては脅威そのものなのです。

やっぱり申し訳ないけど、医療関係者で患者さんと接する可能性のあるディビジョンに勤める人達は全員法的にそういった接種をMUSTにしていただきたい。フランス式?で、ワクチン接種しない医療人は罰金と仕事の禁止みたいなアイデアが出てくることもあるかとは思うのですが、実際には本家のフランスでも反対の声が大きいこともあってなかなか実現は難しいでしょうが!ただし、あの個人主義の国といわれるフランス国民の半数以上がワクチン接種の義務化に賛成と言いますので、これからの動向が世界から注視されることになるでしょう。

いろいろこれからも起きそうですが、もとより行っていたシミュレーションを毎回具体化させて対応するのみです!


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