2021年9月8日水曜日

新型コロナに感染した職員さんが戻ってまいりました!

以前このブログで「悪いけど・・・同情できない」で書いた方が復職してまいりました!

今朝の時点で発症後2週間経過しましたが、試しに行ったPCRでは未だ陽性。そこで通常のように、そして保健所の指導通りに(=厚労省の通達通りという事)抗原検査をしたところ、これは見事に陰性。この場合ウイルス量は通常の感染に必要な量である10の4乗のparticleがサンプル内に無いということを間接的に示唆していると言います。

このラインになると仕事復帰は可能なんですが、彼が今朝検査用のコンテナ・ユニットの横に車を横付けして検査を待っていたので、彼に「お帰り。大変やったね。」と話しかけると、彼の口からは今回の感染後の話が滝のように流れ出して止まりませんでした。

最初にオカシイと感じたのは「水が甘い。抹茶まで妙に甘い。」という事だったそうです。その水の甘さに関する異常は凡そ1-2日で消失したそうなんですが、その後はその後で大変で食べるものの「味覚」が本当に驚くほど消失してしまったそうで、味を感じようとしても名古屋のコテコテの味噌カツ系のタレ「食べてミソ、つけてミソ」をグリグリに塗りまくってやっとそれらしい味がうっすらと判る感じしかしないとの事で、食欲が湧かなくなった影響でもともと痩せていた彼が、更に2キロ以上体重が減ってしまったそうです。

しかも、本人は保健所からは軽症と言う分類に入れられていたそうで、当然のように自宅待機です。ところが家で待っている間は本当に呼吸も辛く熱が上がったり下がったりといった状態だったそうです。彼曰く「罹っても絶対楽勝楽勝。若いし死にはしないと思ってました。だけど、実際にかかったらマジで洒落になりませんでしたよ。辛くて辛くて、ワクチン打たなかったことを死ぬほど後悔しました。」とのことでした。

その後、直ちにワクチン接種を希望したようなのですが、在宅医からは「今は十分の抗体量があるから、ワクチンを打つのはもう少し待って。今打っても余計な反応ばっかり出るリスクのほうが高いから。」と言われたそうです。私も彼に「普通に一回目のショットを後2ヶ月は待っても十分だよ。」と言うと「先生からもそう言われました。」とのことでした。

あれほどワクチン・ショットに懐疑的だった彼が宗旨替えレベルで意見を変えてしまったことには驚きましたが、それ程までに本当に苦しんだろうなと強く感じました。

こうなった彼を見た後は「同情」の感覚が溢れてきました。本当に大変だったんだな・・・と。こんなに若く強い彼でさえ苦しんだのかと・・・。

新型コロナ。やはり人類の敵です。


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