2021年9月27日月曜日

CGM装着してみた!!!

CGMと言うシステムは一般の方には全く馴染みのない言葉かもしれません。

CGM(Continuous Glucose Monitoring)と言うのは持続的血糖測定システムのことで、皮膚に細いニードル・センサとなっている針の着いた刺すシール(リチウムイオン電池内蔵の3-4ミリ程度の厚さのコイン状センサー)を上腕の後部に貼り付けて間質液中のグルコース濃度を継続的に自動測定し、グルコース値の変化を線状のグラフとして、センサをかざすだけで常時機器上に表示する事ができるのです。

今回使用したのはfreestyleリブレというもので、専用のデータ収集器もネットで買えば7000円程度で売ってはいるのですが、それが無くともアボットの提供するタダのソフトをスマホにインストールすれば簡単に登録してすぐデータ受信機として使えます。このセンサ側の貼り付けシステムは1個3500円で、最大2週間使用可となっていて、おそらく感染対策などを考慮して2週間で自動的にデータ送付が停止されます。

実際は左のセンサパッチが一番右のシールされたカップの中に入っていて、真ん中の皮膚装着システムの中に入れてパチンと上腕後部に飛ばして貼り付けるようになっています。左のセンサパッチは500円玉より少し大きいくらいでしょうか。

集めたデータはグラフ上に記録されます。行動記録やインスリンのショットに関する記録もマーキングしたり、書き込めるようになっており、誰でも続けられるようになっていますし、インスリン使用者にとって急速に命に関わる低血糖のアラートのセッティングも簡単に出来ます。

これをDMの先生が院内で使用する開始前の実体験試験ということで、私が実験台になって測定をしてみることになりました。

皮膚を徹底的にクリーンにした後、先ずパチーンと装着した時には針が刺さるにもかかわらず先ずほとんど痛みなし。スマホにソフトをインストールした後、己の名前でソフトを登録。センサにそのスマホを近づけて一時間ほどでキャリブレーション終了。

この後は何度でも、いろんな状況で己の血糖を知ることが出来るわけで、今まで指先や耳朶で一日に何度もプチプチと血糖測定をしていたのがまるで冗談のようです。これ、アメリカでは誰でも普通にavailableらしいんですが、日本では今回のように糖尿病専門の先生が処方しないと(今回の私の場合は実質的な実験ですが。)いけないという「煩雑」な道具です。

日本らしいですね。iWatchでも心電図の日本正式認可はアメリカの数年遅れでしたから。

兎にも角にも、これから少なくとも一週間のいろいろな状況での己の血糖値を測定してどういう変動が示されるのか実際の生活に反映させるべく観ていきたいと思います。


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