2021年9月21日火曜日

病棟師長50歳の誕生日

今日は病棟でちょっとしたサプライズを仕掛けました。

一ヶ月ほど前からこの病棟の師長さんが、「ああ、もう私もすっかり年寄りだわ~。」とかしきりに言っていました。そこで、失礼かとは思いましたが「幾つになったん?」と、アメリカでは先ず聞けないような質問をしてみたところ「50よ50!もうお婆さんだわ!」とかとんでもない事を言うので、「何を言っとるん?今どき50歳を年寄りとか言っとったら笑われるよ。」と返しました。

という訳でその大きな節目のときにケーキ屋で買ってきた誕生ケーキを看護師さんたちと示し合わせてコッソリと看護師の休憩所に置きました。とんでもない事だと思ったのですが、私の50歳の誕生日のときもこの病院でしょうもない当直をしていた自分のことを思い出して、「そういう事だけは絶対に避けてあげたい!」と考えての行動でした。

果たして休日明けの休日の谷間で近所のケーキ屋さんなんて開いてるかな?等と考えて一つ目の病院の直ぐ側の店を訪れたら案の定休店中。(緊急事態宣言が理由っぽかったですけど。)そこで、急遽昼休みに車を駆って藤が丘の何時も行く店に行きました。この店は年中無休がポリシーなんですが、嫁さんによるとその理由というのが「人の誕生日に休みはないから!」と言うものなんだそうです。確かにそうだけど、だからと言ってオジサンが365日仕事をしなければならない訳では無いと思うんですが、そこは偉人の発想であって私のような凡人が四の五の言うことではありません。

という訳で、大きめサイズのケーキに日頃の御足労に対する感謝の文言を入れて頂いて、5と0のローソクも買い込んで、方が崩れないようにゆっくりとケーキを運びました。最後は内科外来の冷蔵庫にコッソリと入れさせてもらって保存。併せて他の小さなロールケーキとでっかいペットボトルも買い込んでおきました。

主任さんにはコッソリ話しておいて師長さんの居ないところでコソコソとセットアップ。その後ヘルパーさん達も呼び込んで歌を皆で歌ってお祝いしました。

師長さん自身は「三密三密、こんなのダメダメ~、散って散って~~~」等と言って慌てふためいていましたが、記憶に残る1分間は作ってあげられたかな?

何れにしても、何もなく誰にも祝われない人生の節目などあって良いはずがありません。ワイワイ言って皆で誰かを祝ってあげることは良いことだと素直に思います。


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