今日は家族への新型コロナワクチン接種第一回目を済ませました。
昼過ぎにバスに乗って病院の内科外来にやってきた次女と長男、そして嫁さんが椅子に座って待っておりましたので、三人を外来診察室に片手で招いて中に呼び込み、スイスイと三人共接種を行いました。
長男だけは私がスクラブを着用して自分の腕に駐車をする瞬間がイマイチ理解できていないようで、不思議な顔をして少し緊張したような声を出しておりましたが、それでも素直に注射を打たせてくれました。30分間看護師さん達が目をかけてくれたようですg、何の副反応も無かったとのことでした。
今、当院ではまず医療従事者を確実に護ると言う前提のワクチン接種を希望者には全員2回分とも済ませていますので、既に職員同士が集まっても一種の集団免疫状態は成立していると思いますが、当然の如く次は患者さん達を護るのが仕事になりますので、クーポンが配られてきた65歳以上の人達を希望者全員に第一回目の接種を鋭意行っているところです。
現時点で500名ほどの職員達が免疫完了状態なのですが、7月中にはおそらく65歳以下の人々も含めて殆どの希望者にワクチン接種が終了という状態になると思われます。既に一回目の患者さん達の接種が300名ほど済んでおります。
しかし、ごくごく一部の患者さんには家族側から接種を希望しない旨の通知があって、ワクチン接種自体の意義を理解できない状態の認知症の患者さんの中にはそういう希望を出された家族によって選択的にワクチン接種が行われないこともあります。まあ、それは法的責任者である家族さんが認知機能の低下した御両親などの処置に対してリクエストを出してくるわけですから、我々医療者側はそれにノーというわけにもいきませんので、その場合には必ずご家族の意向に沿って動きます。
医療従事者を護るという意味で、周辺の歯科医院や老健施設も含めた職員の方々もドンドン接種を行って地域医療への貢献も果たしていっているところですし、以前にもここに書いたように、一つ屋根の下に住んでいる御家族で希望のある方々は全員打って免疫が終わった人間を増やしていくという(間接的に医療従事者自身を護る!)方法も取り入れて多くの人々に免疫を拡げています。
ところが、この通知部分を自分の頭の中で超拡大解釈してしまう人も中には居られまして、そんな一人に同じ病棟で働くヘルパーの在日韓国人のおばさんがおります。彼女曰く「先生、息子の彼女のお母さんの友達はいいですか?」とかかなり無理筋のことを今回ボスッと言ってきました。
そのついでにあろうことか彼女が私に向かって正直に告白したのは「いや、でも実は顔も見たこと無いんですよ~。」と言ってガハハと自分で呵々大笑。それを聞いていた周りの看護師さん達も大笑いして「XXさんさすがにそれは無いわ~。」と言うと、XXさんも「やっぱりそうだと思ったわ!無理よね~。」と双方で笑っていました。
私は一言「XXさん、ごめんね。ワクチンの供給がもっとドンドン増えたらそんな人でも普通に打ってあげられる日が来るから。」と言ってあげるのが精一杯でした。
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