2021年6月8日火曜日

「Believe」 いい映画でした

Green Bookを観終わったときに画面の下に次のお薦めが幾つか出ていた中の一つにBelieveというのが混じっていました。

どの程度の作品なのかは判らないまま最初の数分を観てみると、Harvard Lawに入学してきた「どこからどう見ても」極少数の女子学生が主人公っぽい話でしたので、何気なく観始めましたがこの女の子がGinsbergという名字で呼ばれているのをみて「あ、ユダヤ系の女の子の話か」と言うことはすぐに分かったのですが、その後は次第にそれが性差別と闘う女性の話へと移っていきました。

観ながらずっと「ギンズバーグ、ギンズバーグ、、、、どっかで最近聞いた名前やな・・・・。誰やったっけ???」と感じながら観続けるうちに映画の真ん中あたり頭の中に雷が落ちたように思い出した。そうです、ルース・ベーダー・ギンズバーグ!アメリカの連邦最高裁判所判事として四半世紀以上にわたって君臨したリベラルの重鎮だと。相変わらず愚鈍な俺。

そもそも、それを知ったのはアノ糞大統領としてトランプが最後に放った連邦最高裁判所判事の入れ替え工作(実際は共和党の重鎮達による必死の工作と言われています。)でバレットを強引に指名したことで、リベラルや民主党の強烈な反感を買ったときに、死の床で戦ったあとにいきなりこういった指名が行われたその「置き換え前」の判事がこの人物だと知った事でした。

ところが、よく調べてみるとこの方はアメリカでは小学校低学年でも授業などで教えられる機会があるほどの人物だという話。いわゆる超がつくような有名人・偉人だったのですね。

女性につけられた、当たり前と思われ「議論の対象にさえなっていなかった」見えない法律上の鎖を解き放つだけでなく、男性と女性の法律上の差別を「双方向から」解決してきた偉大な人物。我々が今享受している多くの当たり前と思っていることは実は世界各国で命のやり取りを長い間繰り返した結果として手に入れた権利だということを今一度思い返す良い機会となりました。

国王に恣意的に生殺与奪の権利を持たれないこと。裁判無しでは罪は一切決められないこと。職業を選ぶ自由。教育を受ける権利。法のもとに男女の差別がないこと。人種による差別はこれを認めない。信教の自由。言論の自由等々の少し考えただけでもズラズラと上がってくるこれらの自由や権利は人類の長い歴史の中では本当に極々最近、そして多くの国ではまだまだその多くが認めらていないもの。

映画の中身を話すとこれから観る方にホンマに申し訳ないので、一切のネタバレ無しでアマゾンプライムビデオで観ていただければと思います。


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