2021年6月4日金曜日

院内の新型コロナ・ワクチン接種日程決定

名古屋市の新規感染数は何とか再び低下傾向を見せていますが、重傷者数はまだまだ多く、不要不急の患者さんのオペを依頼するのにどうしても考え込んでしまう日々です。

とは言え、低下傾向は低下傾向として喜ぶべきもの。一医療従事者としては、他の病院の感染症科、救命救急科の先生方とそれをアシストされている他の科の先生方の奮闘も、コロナとの戦いを経験した病院の人間としては全く他人事ではありません。少しでも負担が減るのであれば何よりです。

その一助となっているのが間違いなくワクチン接種の進展だろうと思いたいのですが、医療従事者は全国的にかなりの接種水準となっています。接種対象予定者6/3の時点で480万人のうち、少なくとも一回打った人は希望者に限れば99.7%。二回目が終了した人も69%となっており、この速度であれば「接種しない」という選択をした人以外は6月中にはほぼ100%となるでしょう。無論、これらの人々の中には観戦をする人達も(感染源への暴露の頻度の高さからすると)少数ながら出ては来るでしょう(実際にすでに出てもいます)が、大幅に安全な状況へとおかれることになります。

次は当然、高齢者の多い院内の入院患者さん達。

今回の件で明確になったように、一旦閉鎖空間のなかでも特に患者さん方に説明をしても移動に制限がかけられない認知症病棟などで新型コロナが発生すると、ほぼ全体の空間に短期間にウイルスが蔓延することは明白で、そういった患者さん達を「護る」為にもワクチンでバリアを張っておくことは大変重要です。

当院では3桁後半の入院患者さん達をそのバリアの保護のもとに置くためのプランを数種類作成し、もっとも現実的に素早く勝つ安全に思考できる方法論を今月の半ば過ぎには開始できるようにしました。

一日に100人前後の患者さん達に接種していくことで、ほぼ二週間の間に一回目のラウンドを、そして三週間後には第二ラウンドが終了となります。そうすれば、院内はまさに集団免疫を獲得した状態。たとえ感染者が出たとしても、限定的な対応で済む確率が大幅に高まります。

早く早くと次のロットのワクチンの一日でも早い到着を待つばかりです。


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