2021年6月7日月曜日

すぐにマシンが人を殺す日は来る・・・

昨年だったでしょうか、ロシア軍がナゴルノ・カラバフでアゼルバイジャン軍にドローンを使った一斉攻撃を受け、お取り飛行機などと組み合わせて実質ロシア軍が看板兵器とする種々のレーダー網を物凄く効率的に攻撃制圧したような記事がありました。当然、ロシアは大変な衝撃を受けたという話。

ところが、ネットで調べてみるとアメリカのDARPAもAIと組み合わせたドローンによる敵の識別と攻撃システムをかなりのレベルで組み合わせていて、軍の内部では「人」がそれにどこまで関与するのかというのが大きな議論の中心となっているという話。当たり前というか、実際には議論を尽くすべき物凄く繊細で重要な問題だとは思いますが、恐らくは確実に、直ぐに歯止めは効かなくなるでしょう。

そもそも、アメリカ軍内の研究結果では既に人が関与しないほうが効率的に攻撃(要するに殺傷!)できるというレベルに到達していると言う話で、それを阻止というか中止できるのは人間のみと言う話。もし、仮にシステムを乗っ取ることができれば、最近の近未来を描写した映画に頻回に出てくるような監視、連絡、殺傷を容易に行うようなドローンシステムが何時でも我々を襲うことが出来るわけです。

既に今のドローン技術は物凄く遠くからズーミングで我々を監視するシステムが出来上がっていると言われています。我々の知らない所で、知らないところから現れたドローンによって知らない人から監視され、場合によっては攻撃を受けるという、夢は夢でも単なる最低の悪夢。

種々のドローンも猛烈な勢いで進化が進んでいて、恐ろしいほどシンクロナイズされた動きがよく中国のビデオなどで出てきます。更に飛行速度も到底人間の足などでは逃げ切れるわけもない速度ど正確に追いかけてきます。狭い所も何のその、電波が届くところはどこまでも来れますし、頭脳を持って周囲の状況を認識しながら自律飛行できるタイプのものはそもそもバッテリが続く限り地下数百メートルのトンネルの中でさえガンガン追跡してきます。

しかも、ドローンのサイズも巨大なものから極小のものまでよりどりみどり、勝ち目自体がありません。対Drone兵器の開発も素晴らしく進んでいるようですが、空のみならず、地上を走る頑強な四足歩行型ロボットも既にマシンガン、ガトリング・ガンを体の脇に積み込んで攻撃が可能になっているものが存在しています。対戦車兵器レベルのもので攻撃して初めて破壊できるような頑丈さをもっているという恐ろしさ。ロシアとイスラエルは既に敵を見つけて襲いかかり自爆するというドローンを発表済み。国によってはもう倫理の歯止めなんてありませんので開発は止まりません。

正直、ほんの10数年前であればまだまだターミネーターの映画の中でのみ出ていた世界が既に眼前に展開されているというのが今日の現実。

今は冗談の様に考えられていても、水の中、空、地面の中まで動き回るようなまさに驚くような「想像で考えられる限りの形とサイズ」のドローン達が人の周りをうろつく事になるでしょう。

ターミネーターが制作されたのは1984年ですが、最悪のシナリオが本当に現実になるリスクが過去にかつてなかったほど高まっているのが今の世界になってきました。最先端の科学技術と自己完結型の正当性が結びついたときにこそ、いかなる残虐な兵器も必ず対人兵器として使用されます。

原爆でさえそうでした。局地戦の多発が予測される今後の世界の紛争では恐らくは何の躊躇いもなくこういった兵器が人を殺す時代がそこに来ていると思われます。そして多分、ドローン自身が起こすfriendly fireによる友軍の誤射も・・・。

死ぬ時はAIにだけは殺されたくないもんですな。


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