2021年5月24日月曜日

アメリカから渡航中止勧告だってよ・・・大丈夫かい?

米国務省が遂に日本への渡航中止勧告を発しました。

Travel Advisory May 24, 2021
Japan Level 4: Do Not Travel 
Do not travel to Japan due to COVID-19.

こんな中で、我が国の政府とオリンピック委員会の中の橋本聖子脳筋会長も手に手を取り合ってオリンピックを着実に進めて居られます。寿ぐべきはその脳内回路を作り上げる筋肉細胞。このセクハラ脳筋おばちゃんに聖子と名付けた実家の方はまことに罪深いことをしたものです。このオリンピックが終わった暁にはstigmaとなることでしょう。

自衛隊の医系技官たちを大量動員してワクチン接種を加速するは国家の戦略としては遅きに失したとは言え大正解というかこれしか無いというまさに正しい方向。しかし、これはあくまでもオリンピックなどは当然勘案されない前提でのお話で、粛々と進めるものであって、今日仮に日本の全国民がショットの1回目を打ったとして、三週間後に2回目のショット。そして、抗体価が予定のレベルに達すると言われているのは更にその2週間後。つまり、今日の時点で全員が一回目を打っているという「既に成り立っていない前提」のもとでオリンピックを迎えるとしても、全員が準備O.K.と言える日が6月の末。

では現実はと言うと、高齢者に限ってのワクチン接種に限ってさえ以下の如く背筋が寒くなるような状況。しかも、出されている数字は一回目のショット終了者でござる・・・。2週間で5%増なんですが、いつ終わる御予定なんでしょうか?


さて、順天堂の研究室や東大の研究室などからは、今どの世代に打てば死者を最低限に出来るかとか、新規発症者を減らすためにはどの世代を狙うべきかも含め、現実的な落とし所はどこであるべきかという数値シュミレーションがなされています。また、東大のシミュレーションでさえ、政府の希望的大甘予想である一日100万ショットという数字は採用せず、60万ショットと仮定して計算をしていますが、それでも今オリンピックを執り行なえばどうなるかという点に関しても「だめだこりゃ」というような結果を弾き出しているわけですが、政府のやんごとなき方々におかれましては御関心が無いようです、っていうか目を瞑ってるよね?

まあ、こういったことはも我々医療従事者としては勘弁してくれという一言。名古屋大学では既に骨折の患者でさえ入院をお断りするような事態になってきているという話で、コロナはただの風邪とかいう脳内真空状態の連中には現場のベッドの逼迫具合などはまるで関係ないということです。
これは名古屋の数字です。一つ前の波が可愛く見えます。

通常のオペも本来は行われるべきものも重要度の低いものからオミットされ続けているわけで、先進国では通常発生するべくもないtriageも受け容れる心づもりでオリンピック開催を迎えなければなりません。勿論、橋本日の丸オリンピック会長様はコロナに感染してもきちんと順番を守って入院せずに自宅待機してくださることでしょうから、覚悟はあるのでしょうが!

BMJでも科学的・倫理的な責任を無視して東京オリンピックを内政的・経済的な目的から開催することは、世界の健康と人類の安全に日本が貢献することと矛盾している」と、真っすぐにグウの音も出ないレベルで簡潔に指摘されておりますが、かがくや統計学が理解できない御仁には通じません。ハイ。

というわけで、正に国民の命を乾坤一擲の大博打に賭けてきた菅センセイ、橋本センセイ、森センセイ等の面々。輩は高額の退職金貰って退陣すればいいだけなんですけど、病に倒れる人々は訴訟を起こしても門前払でしょうな。

何しろ訴訟のお相手は責任を取らないことで悪名高い官僚軍団ザ・親方日の丸ですから。w

0 件のコメント: