2021年5月23日日曜日

隣人は選べない・・・

一辺1メートル、深さ40センチの三角形の池が全ての始まり?

「お前の家のカエルの鳴き声がうるさい!」隣の人がもしそう言って我が家に怒鳴り込んできたら、取り敢えず「?」という反応をしそうです。ネットのニュースで知ったのですが、板橋区の住人同士が裁判沙汰になった大本はどうやらAさんの家の池に住むカエルがうるさいということで玄関先でBさんと揉めた事が全ての始まりのようです。

こういうのは音以外にも何らかの因縁があったのかもしれませんし、そもそもこの当事者以外には知ることの出来ないインシデントが裏にあったのかもしれませんが、記事を読む限りは純粋ににこのカエルの鳴き声が揉め事のコアの様子。

裁判所はカエルの鳴き声は、自然音の一つであり原告の受忍限度を超える騒音に当たるということはできないという至極真っ当な判断を下して原告の訴求を棄却しております。笑

ところが、このBさんというのは結構アレな人物のようで、排除の費用は持つから池の埋め立てとカエルの駆除を申し出たという話。家の外でBさん側の弁護士が測定したところでは「屋外で」66dB(2メートル位の距離でのおしゃべりの音程度?)と言う音圧が測定されたというのですが、そもそもデータの測定記録提出は無し。更にAさん側の言う通り「窓を透過した時の音圧」を以て訴えを起こすべきだと思うのが第三者の私も納得する落とし所なんですが、このBさん側の弁護士の回路も相当にロジック・ボードの構造(焼付き?w)に問題があるようです。

世の中には音に敏感な人も当然おりますし、子供のはしゃぎ声を我慢ならぬ騒音と思う人々も今どきの年寄り社会では沢山居られるようですので、難しいもんです。更には田舎暮らしに憧れて田舎に移住したら川のせせらぎや虫の声に耐えられなくて逃げ出す阿呆も居るようですので、人間も愈々自然の中では暮らせない絶滅への進化への歩を進めているのかもしれません。何よりも人類より先に誕生している大先輩のカエルに気の毒。

それにしても良かった。裁判所が至極納得の行く「まともな」判決をしてくれて。どうせ上訴してもBさんには気の毒ですが「門前払い」でしょうな。

まさかとは思いますが、この方には普通の人には聞こえないこの人だけが聞こえる声とかが聞こえているとか言わんだろうな?まあ、それは無さそうですが・・・。そのうち刃傷沙汰になったりしないことを心から祈っております。昔々、私が未だ小学生の頃にピアノ騒音殺人事件というものもありましたので。

隣人は選べません。自分自身も良き隣人でありたいものです。


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