2021年5月8日土曜日

頭がいいとはどういうことかと改めて考えさせられる

AmazonでMacGyverのシリーズを観ています。

このシリーズ、MITを出たお兄さんが表は財団の研究所という形の政府系の秘密組織に入って世界中の悪い連中と対峙するわけですが、その時に使われるのは武器ではなく彼の頭脳。(あとスイス・アーミーナイフもなんですけどね。)

いかなる緊急事態発生時も、手近にある日常手に入るものを組み合わせたり、道具を分解・再構成することで別のものを即興(improvision)で作り上げ、次々に難局を切り抜けてみせるのです。この能力レベルの持ち主が本当に存在するのなら物凄いことですが、実際MITレベルの人間になるとそういうハッキング能力を持つ人間は居るのではないかと考えてしまうのです。

「優れた頭脳」と一言で語っても、世の中本当にいろんな才能がありますので、全く一言どころか何語使おうと括れないものしょうが、こういった頭脳の回転速度と周囲の物事を実際の机上の知識と組み合わせる能力というのは殆どの人が実際には発揮できるほどの能力は持ってないと思います。もちろん私なんぞは遥かに縁遠い世界。

紙の上でテストとして準備期間をおいて、解ける問題として提出されたらある程度の点数は取れるかもしれませんが、やはり即興でやるなんて言うのは無理。(医師の仕事は一部これに近い世界もあるのかもしれませんが、それでも使える道具と薬が揃っていればの話。即興性よりも事前の十分な予習と準備が全てを決めるような世界です。)

彼が難局を切り抜けるときは頭の中を化学の知識と物理の計算がものすごい速度で駆け巡ります。もちろん勇気も!しかもこの役者さんが実にかっこいいのです。私は己がブサイクではあっても男優さんのかっこよさ、女優さんの美しさは十分認識できる鑑賞眼は持ち合わせていると自負しております。まあ、彼の魅せる優れた頭脳のせいで見方にバイアスが掛かっているとは思いますが。

もう一度生まれてくることができれば、危機が迫れば迫るほど冴える頭脳というのを持って生まれてみたいものです。

そんな訳で、実践レベルで賢く、かつ現場で戦えるかっこいい男の登場するこのシリーズ実に気に入っております。皆さんももしAmazonプライムに入っておられたら、一度どうぞ。


0 件のコメント: