2021年5月10日月曜日

2回目のワクチン・ショット

Pfizerの新型コロナ・ウイルス用mRNAワクチンの2回目のショットを受けました。

私の勤める病院では既に私の前に80人以上がセカンド・ショットを済ませていたのですが、本当に人により反応は様々でした。簡単に言うと殆どの人は「何もなし」というところ。2回目ですから、何らかのアナフィラキシーのよなものが起きる可能性が少し高くなる可能性というのを少し想定していたのですが、今のところはそれはなし。

ただし、統計データ通りでして、若い人の中に多い感じで強い翌日の疲労感やショットを打った初日の夜の腕の痛さ、38度台の熱発を経験した人達がいたようです。翌日の副反応報告という形で全ての報告を見る立場にありますので、どんな感じだったかはよく解りました。

寝付けないほど辛い思いをした人も中にはいたようですが、私自身はショット後「半日」の今の時点では特に注射部位の鈍痛という初回の経験以上の出来事は起きておりません。まあ、年齢も50を超えておりますので、それほど強いものは出てこないのかもと思っております。取り敢えずは明日までは慎重に経過観察をしていくことしか出来ませんしね。

アメリカの長女の場合は2回目を打ったあとの夜以降に半日ほど辛かったとのことでしたが、私の場合には「加齢効果」によってそこまで強いものは出ないことを祈っております。w

結局のところ、当院では8割弱の職員がワクチン・ショットを受けてくれることになりましたし、実際に既に一回目のワクチンショットがそれだけ済んでいますので、それだけでも一回目ショット終了者が7割程度の免疫を獲得することになります。ですからもし外からウイルスが持ち込まれるとすれば、確率として高いのはどうしてもワクチンを打たなかった職員か開放病棟の患者さんという可能性が高まるわけですが、こればかりはオリジンを辿ることはまず不可能でしょう。

何が何でも2回目のショットを早く皆に済ませてもらっ病院の守りを固めたいところですが、もし持ち込まれたら今の段階ではショット・ゼロの高齢者の患者さん達はひとたまりもない可能性が高いのがなんとも不気味です。

政府のワクチン入手の遅さとデリバリーの拙さはきっと第二の敗戦の教訓として医学史に記録されることとなるでしょう。


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