にっちもさっちもならなくなる状況というのを自分から作り出していく人が多いことを在宅医療のバイトを通じて知ることが多くありました。
特に若くして(といっても30-50歳前後で)何らかの慢性疾患等で行政のサービスを使っている患者さんに多いような気がするのですが、次から次に支援に入ってくれている担当者や介護事業所、種々のマッサージサービス、リハビリ施設などのサービス従事者達と次々に揉めてはサービスの事業者を変えていき最後にはそのエリア界隈で殆ど接触禁止レベルにまで自分自身を追い込む人々がいるのです。
こういった業界の内側を見たことのない多くの人々にとっては「何故?」と思われる方も多いかとは思うのですが、実際にこういう方々は親兄弟とも揉めたり、関係疎遠な方が多いのです。中には親兄弟と関係を断絶させているような人も少なからずおられます。
何でなんでしょう?ということなんですが、私の眼から状況を見ると偏に周囲の環境に対するご本人のキャラと対応が間違い続けているからというのがほぼ間違いないと思います。
例えば、最初はよくわからずに「とりあえず」という感じでどこかの施設一ヵ所を試しに選んでも、何となくその人にとって満足と思えるようなサービスが患者さんに対してなされずに関係が悪くなったなどというのであれば、これはまだ如何にも有り得ることで、サービスをしてくれる人と余りソリが合わないなんてこともありえます。そこで、より良いservicerを求めて人の噂などをもとに、次のところを探ってみるというのはまだ「あり」かもしれません。ところが、こういうサービスをしてくれる多くのサービス・ステーションが周辺にあろうとも、それら近隣のほとんどの施設から次から次へと断られるような患者さんというのが実際に居られるのです。この手の人々は通常「何らかの問題」を抱えている人がほとんどです。
サービスを提供する側に「電話も含めた接触禁止!」等というような怒り任せの措置をとらせるような人までいるそうで、そこまで来ると一度「怖いもの見たさ」でそういう困った人々を実際に観察してみたいなと言う気もしますが、君子危うきに近寄らずがやっぱり良いのでしょうね。
今日はバイト先のある先生からそういう人を貴院で受けてみませんかと言われたため、お話をよく伺い、電カルをよく読ませていただいた後、丁重にお断りした次第でした。w
怒りのコントロールや感謝の気持が表現できない人は、身体に障害が出た後でも更に自分を追い込むことになるのでしょうか・・・。サービスの提供者にとって、サービスを受ける側にとってもとてもやるせない話です。
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