NCAAのMarch Madness真っ最中です。
もちろん、アメリカの男子カレッジバスケットボール・トーナメントのトーナメントのこと。ここ最近、チョロチョロとバージニアの母校VCUのチームの成績をチェックしていましたが、結構負けがこんではいてもなんとかNCAAのトーナメントにシード10としてでてきました。
今のコーチは、私がリッチモンドに居た頃はまだいわゆるペーペーの助手みたいな感じでしたが、少しずついろいろな階段を登りながら一旦はVCUを出たあと、他のチームのコーチに就任していましたが、最終的にVCUに戻ってきたわけです。
そして今回上に書いたようにきちんとトーナメントに「普通に出てこれるチーム」を作り上げたわけです。
ところが、今回悲しむべき事態が発生しました。シード7のオレゴンといよいよ試合となるまさに直前にCOVID-19に対する陽性反応が出てしまったのです。選手の誰とかチームの関係者とかも一切当然のごとく明らかにはされていないのですが、誰が陽性と出たのかはオープンにされないままNCAAはVCUが残念ながらトーナメントで試合をすることが出来ないとの冷たい宣告。
ニュースを見ていた私自身でさえ衝撃の展開でしたが、実際に現地で何度も検査を受けつつ万全の対応をもってコロナ対策プロトコルを完全に遵守してもかかる時はかかってしまうのがこのコロナ。実際にチームが受けた衝撃は如何程のものかまさに想像を超えるレベルのものでしょう。
気の毒とかいうレベルを遥かに超えている話ですが、これがコロナ時代の現実。彼等の代わりに次のステージに向かったオレゴンは既に28日のsweet 16へと歩を進めております。
こういう事も含めて、勝負というべきなのでしょう。運を手繰り寄せた者の勝ち。強い者の勝ち。人生そのものなのでしょうか。であれば、これからの巻き返しも若い彼等には起きて欲しいと思います。
それにしても、嗚呼・・・。コーチの心の嘆きは如何程のものか。
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