2021年3月29日月曜日

生まれてはじめて自分の体のCT画像を撮ってみた!

毎日のように患者さん達の体の各部位のCTやMRIのオーダーをするのは私の日常の仕事の一部です。

ところが、己の体はずーーーーーーーーーーっと前にGeorgetown Universityの神経内科で脳のMRIを撮ったきりで、自分の体に関する他の画像といえば健康診断時の胸部写真と心臓のエコー画像くらいですかね。まあ、何らかの異常が無い限り普通は撮らないというのは納得の理由ですので、それで良いわけですが・・・。

今回2つのことが重なって己の体の各部所を撮ることになりました。まず1つ目は今回病院のCTが初めて入れ替えの儀式を行って新品になったこと。2つ目はちょっと前にも書いたように、めまいという体調不良が続いているのが純粋に循環器から来ていることを確認するため、他の臓器、特に脳内には腫瘍や粗大な梗塞、血腫などが無いことを確認しておくことで「除外」しておかねばなりません。 

という訳で病院でまず第一番の名誉ある被験者としてサンプルになりました。
先ずは脳から。マシンが動き出して判ったのですが、80列のCTであっても解析は超速でかつ静か。今までのマシンとは解析の速度が文字通り桁違いで「待つ」ということがありません。

自分の脳みそには特に異常がない事は確認したのですが、脈絡叢と言う部分の石灰化が認められ、いわゆる加齢現象は確認できてがっくりでした。w
とりあえず、記憶に関連するエリアや皮質の退縮などは認められませんでしたし、おかしな様子はありませんでした。

それが終わった後、技師さんが今なら「試験という名目」で呼吸器も消化器も撮影できますよ!という魅力的な提案。というわけで、さっさと撮ってもらいましたが特に腫瘍や胆石、脂肪肝などもなく小さな肝嚢胞が一個だけあったくらいでした。

その後アプリケーションの一つで肺の解析をしてもらい、全く肺気腫には縁がないことも判明。とりあえず、器質的な異常という意味では弁膜以外の種々の臓器には余り目立った異常は無さそうなことが解りました。

同時行った血液検査でも「今の所」はいつものちょっとした中性脂肪のやや正常値上限よりも高目の数値が見られたくらい。やっぱり循環器ですかね~。こちらの精査は継続ですかな。

最近は体に気を使って早めに床に就くようにしておりまして、あんまり疲れが残る感じではなくなったことは少なくとも良いことと言えましょうか。

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