2020年5月12日火曜日

子孫に申し訳ない

今迄に無いほどの日本の劣化というべきでしょう。

黒川検事長の定年に絡んだ議論はもうあらゆる意味において論理破綻していると思います。
権力の暴走を止めるシステムというのはお互いが強く牽制しあって初めて成立し合うもの。一番簡単な例は、いわゆる三竦み(すくみ)状態を成立させることで成り立つわけです。人間の歴史は人の中に神など居ない事を証明する歴史でした。名君と言われる人物も良く調べれば・・・という事はいつもある話で、それこそが人間。

選挙で人を選ぶというのは国民が税を払って運営する国家運営のチャンスを与えるけれども、それで有頂天になるような愚か者には同じように選挙で泥水を飲んで去って頂く夜言うのが常道。ところが、このシステムには瑕疵が有ることも明らか。その選ばれた人間が、国家を運営する政権を去らなければならなくなる前に捨て身の攻撃で滅茶苦茶をしようと思えばやれないことはないのです。

そしてその危機の瞬間こそがまさに今ではないでしょうか。
もう次が無いという状況が明白になっているボンクラ宰相と、これまた輪をかけて政権の傀儡となっている森まさこ法相。(実はNYU lawも出ているということで、娘も通うNYUの面汚しです。)こういった破れかぶれの連中が最後っ屁のように何かをやらかしてくる事に我々は気をつけなければなりません。

そもそも、内閣総理大臣が画策する「もう一方の対抗勢力のサミットであるべき男」の黒川という人間は出る幕は無いとは言え、お前自身が声を上げてでも、法案が成立した瞬間に「辞令を受けずして職を辞する」という最後の意思表明の1発をかましてボンクラ宰相と傀儡法相の面に泥をかけるべきでしょう。

もし、受けたら・・・黒川検事長という人間がそもそも法に関わるべき人間ではなかったということの直接証明でしょう。

この程度の人間である私も既に50代という日本の中では「社会を維持する」という意味では中核周辺の世代。こんな法案が罷り間違っても通って日本の権力の独立性に明確な傷をつけた状態で次世代に日本を繋ぐことはまことに申し訳ないと思うのです。こういったなし崩しの連鎖が必ずダムを決壊させることになる嚆矢となることを強く恐れます。

無能な政権の中に巣食う邪悪で愚かな意志に対する強い反対は我々「大人の責任」だと思います。


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