2020年5月4日月曜日

中国・ヨーロッパの実験始まる

今回のコロナ・ウイルス伝播の発信国である中国が実験を開始しました。

少なくとも日本の10倍の人口を持っている国でほんの3ヶ月前から1ヶ月以上にわたって感染対応のなかで医療関係者を中心として地獄を見たわけですが、今は新規患者が居ないという名目のもとで人の動きを再開させるという「実験」を始めました。

そもそも感染者数の減少や死亡者のカウントそのものが「政治的に集計される」といわれ、全く信頼できないと言われている国ですので、その「真の数字」がどうなっているのかきっと内部で把握した上でのアクションなのか、それとも政治的功績を再確認するための暴挙なのか・・・。

何れにしても、今わかっている範囲でのコロナの感染と発症の経緯を逆算すると、もし再度爆発が発生することになるとすれば、これから2週間前後で病院に熱発、咳、その他の症状を訴える人々が押しかける事になりますので、我々は彼らの国家レベルでの実験をジーッと冷静に観察していくしかありません。

実際の所、日本でも日常レベルでの活動をどうやって、どのように再開していけばどういった事が起きるのかということを彼らの国民を使っての実験を通して知ることになる訳ですが、非常に参考になると思います。無論、正直にデータを出してくれればと言う前提付きですが、ここがもっともクリティカルな点ですね。少なくとも科学者のレベルでは正直であって欲しいと思うのです。

中国の他にもその制限解除の範囲は幾分制限されてはいるようですがヨーロッパ諸国でも少しずつ日常生活、特に経済活動を中心に人々が次第に家から出始める許可が出ているようですので、今現在ソフトな行動制限等をかけている日本の今後の確実な指針になってくれる事でしょう。

少なくとも本日の時点で5月一杯の緊急事態宣言の延長が宣言されたわけですが、それをどこでどうやって緩めていくのか、その頃までには中国とヨーロッパで始まったいわば「おずおず」という状態の開放がどうワークするのか、息を呑んでジッと見守るしかありません。

それまでに日本としてはきちんと患者数をダウンさせておくことこそが最重要課題となっているのは確かなことと思われます。

それにしても、日本政府は地方自治体に休業補償の責任を押し付けて何をやってるんでしょうかね。もう愚痴しか出てきませんが、今回の延長を受けていよいよ仕事を畳んでいくしかない人々の悲痛な声を聞くと「実際にお金を出すのは8月頃」とか言っているボンクラ宰相の脳味噌の中を一度じっくり観察してみたいなと思うのでした。(中身が入っていればですが)

潰れた後の弔慰金のつもりでしょうか?


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