2020年5月15日金曜日

次女の悩み

アート・スクールへの入校に関して次女が未だ悩んでいます。

結局、彼女を悩ませているのはコスト・パフォーマンスとアート・スクールに行くことによって得られるその先の展開です。

親としては大変驚いたのですが、自分の作品を売ってお金にならないか等という激甘な考えも持っているようで、textingで会話しながら思わず微笑んでしまいました。自分のファミリーの次女とは言え、どこまでもどこまでも謎のレベルで自信過剰な楽天家です。

次女としてはCREATORとして生きていきたいけれど、それが難しい人生であることは周りのアート関連の仕事をしている人達を見ていて判るとは言いました。しかし、アートの世界で多くをなすことは出来ないかも知れないし、それで生きていくことが難しいとは判っていても、アートの仕事にチャレンジさえをしないで今の時期を逃してしまうと、残りの一生をずっとずっと後悔して生きていくことになると思うとの発言。

この人生の休み時間のこの時期に彼女がカリフォルニアでやっていたのは美術作品はどうやって市場で売るのかという研究だったという話でした。生きていくためにもっと自分のアート作品を沢山描いて市場で売る!ということを考えていたと聞いて、テキストを打ちながらスマホに向かって思わず笑ってしまいました。

その意気や良し!多分最初の一枚の絵を売ることが出来なくて、そしてもし売ることが出来てもものすごく大変で、そのような自分の市場価値を知ることも大切なステップなのではないかと・・・。いわゆる鼻をへし折られる経験というやつでしょうか。

もう一つ彼女が考えているのはart professorになることなんだそうですが、アートの世界で実績もない人が一体全体どうやって教授職に付くのか?美術史などの研究者としての教授職っていうのもきっとあるんでしょうが?

実はこういったことに関して私自身が全くこの世界を知らないことを、少し前のこのブログで「アートを選択する人間が大学に進学する意味とは」というタイトルでこういった事に関する疑問を投げかけた、というより呟いたところ、アートの世界生きて居られる有る方から、私にとってはある意味全く未知のアートの世界の中を覗くことになる真摯なメールをいただきました。

が、それは私の書くブログの左のコラムに有る投稿欄には掲載せずにおいて欲しいというリクエストでしたので、敢えて載せておりませんでしたが、そのコンテンツは公開せずに私一人の為だけに持っておくのは犯罪的だと思えましたので、メールをくださった方にお話をして個人名が特定できないような形にしつつ、内容を改変せず掲載していければと考えております。

同じ様な悩みを持つ方は多いと思います。日米でのアートの世界の差はあるのでしょうが、特に日本の芸術系大学を目指そうという方には大変参考になるものと思われますので、しばしお待ちを。もう少しこの方と連絡を取り合ってみたいと思います。

0 件のコメント: