長女の大学の授業がオンラインオンリーになってしまい、ガックリしていた事は少しだけ以前ここに書きました。
実際に、オンライン授業になったことで娘達学生は揃って大学側に授業料の減免などを求めたらしいのですが、oncampusで生活している学生のみに居住費の減免のようなことが一部認められたとかで、二重に怒っておりました。まあ、仕方ないです。
ところが影響はこれだけではなくて、次女のこの次の入学先として検討しているPrattやSAICなででも出てきているのです。
実際問題として、数学や文学は未だ他の実学に比べればオンラインでも比較的マシな授業はできますが、工学などの実習、医学や歯学などの実技研修と患者との接触が必要な学部、そして娘が行こうとしているアートなどのヒト・ヒトで密接に実技を習得教授しあう学部などはとてもそんなオンラインだけで済まされない部分も多いのです。
知識の習得には座学と実習の部分がありますが、これらの学部では本当に実習の部分が巨大なウェイトを占めますので、日本の学部と同様にどうすれば良いかに関してこれらのアメリカの学部もいろいろと頭を悩ませているようです。
娘の方に届いた既に受け入れOKと言われている大学からは今後もし州政府レベルで命令が出るようであれば、大学の新入生受け入れを少なくとも数週間単位、場合によっては春の受け入れにすることも十分考えられるし、更に長引くようであればまるまる一年延期することも考えているという文書が来ていました。その上で、merit baseの奨学金の給付の権利も時期に合わせて延長するし、入学の権利も合格者には柔軟に保持させ続けさせるとの事。
これ、全く今の日本の9月入学問題などと一緒なんですが、アメリカの場合はこういった感じでより現実的で、既に来春もしくはそれ以降までのコロナウイルスによる大学の開校事態の延期もあるという考えをストレートに出してきています。仕方ないことですが、科学的にはよっぽどこちらのほうが理性的ですから「そうか~、あり得るわな~・・・」とため息をつくしかありません。
バカな日本政府が「9月に新学期をずらすことも含めて検討したい」等と長閑な発言をしていますが、アメリカでは既にその次の半年後の新学期さえありうるとした上で、何の問題もなく「4月入学もあり!」と言ってるんです。行政上の制度変更や各種社会の制度が4月入学を・・・等と言って何も決めないバカ共と違って、目の前の現実に柔軟に対応することを忘れない現場の人達がいる国は、大統領がどれほど愚かでも確実に日常は戻ってくるでしょう。
「難しい」として否定から入る日本と「やってみるか」と対応するアメリカ。精神論だけで済ませない強みを持つ国は強いです。
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