外の病院のバイトで外来を診ていると熱発、熱発また熱発。
次々と熱発と関節痛、咽頭痛でインフルエンザのチェックアップをしていきます。すると、7割くらいの確率でインフルエンザA型が検出されます。一昨日来院したときには陰性だったけど、今日改めて調べてみたらやっぱり陽性だったなんて人も少なからず混じっています。
結局、私が診た多くの患者さんはどちらかというと若い方ばかりでした。これは推測なのですが、具合が悪くて家から出ることさえ叶わない高齢者の人達はきっと家でぐったりしていたり、そもそもこの時期に外に出ることさえなく感染するリスク自体も高まっていないのかもしれません。
しかし、そこは高齢者。やはり若い感染者とは違って、感染による体力の低下、免疫系への打撃が重なり細菌性の肺炎に移行したりするなんて言うこともありますから、インフルエンザ感染に関する甘い考えは高齢者に関しては特に禁物です。
アメリカにいたころは家族に高熱が出ても勿論病院に行くことはなくて、薬局に行って一般の感冒薬を購入して対症療法に徹していました。日本に帰ってきて思うのはインフルエンザに対する防御体制の厳戒感の高さ。やはり国が違うとスタンダードというのは全く違いますよね。
実際のところ抗インフルエンザ薬というのはその投与経路や効果の出るまでのスピードもまちまちですが、実際これらの薬を使って得られる効果は数日分の解熱と症状の改善を加速することです。ですから多くの若い人は解熱さえ確実なら抗ウイルス剤をガンガン使わなくとも、最終的には治癒するんですけどね。
まあ、早く治ったほうが良いことはいいんですが・・・。
最近は私の病院でも、子供さんなんかが学校で感染してきてお母さんが割を食って」お休みになるなんて言うパターン激増えです。
0 件のコメント:
コメントを投稿