人によってその中身はいろいろと異なると思います。
しかし、本当のPTSDと言うのはその人を自殺に追い込むほどのものだと本当に信じられるような話をアメリカに居る時に直接その本人に聞いたことがあります。
私にとっては「そうなんだ〜」ということでも、本人にとっては一生消えない心の傷。実際に聞いた話はMAZDAのディーラーに勤める男性でした。彼は私に本当のPTSDというものがどんなものか話してくれました。
その話はアフガニスタンでの従軍経験にまつわる話。
塹壕の中で白兵戦になった時の殺し合いの経験が彼を真夜中に起こしてしまうのだそうです。おかしな時間にその白兵戦の悪夢が彼を呼び起こしてしまうとのこと。
起きる時はいつも汗びっしょりで、アフガニスタンで自分を守るために銃弾を撃ち尽くした後に飛び込んできた相手を銃剣で突き殺した時の事が何度も何度も何度も何度もフラッシュバックとして蘇ってくるのだそうです。
本当に薬で治せない不眠症と言うのはこういうものなのでしょう。そしてそれを忘れさせる、というか記憶から遠ざけるのが彼の場合はいわゆる麻薬というヤツみたいです。彼自身が悪いのでしょうか?私はそう思いません。
自殺を試みた彼が本当に悪人だったのかと問われれば、答えは明確にNOです。
心に負う傷は各人各様。しかし、その理由は実に様々だということ。
私にも少し酔った時にしか話せない話というのもあるみたいです。あることがきっかけになって今日は少しだけこういった話を書いてみたくなりました。
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