今回、叔母の葬儀に参加することで親戚と会うだけでなく親の日常も観察することが出来ました。
短時間ではありましたが、家の中での両親の行動や発言、冷蔵庫の中などを見たりしつつ、数部屋の家の中の飾り物のアレンジの変化の観察、タンスの中の衣服の収納の様子などを観察することで一体両親はまだ二人暮らしを続けても大丈夫なのか否かを考えることが出来ました。
がっくり来たのは数年前から次第に認知能力が低下してきている81歳の母親の日常の習慣です。”年寄りアルアル”を地で行くような行動で、トイレットペーパーの芯を20本ほど自分の部屋に溜め込んでいるのを見ました。また、冷蔵庫の下から二段目の棚にはほぼ全て梅干しだけが詰まっていましたし、冷蔵庫の中にはキャベツが3玉ほど保存されている状態。
これ以外にも、親父によると肉を勝ってきてはまだ食べてもいないのにまた次の肉を買ってきて更にまた買ってくるという感じでもう完全にボケボケ。しかも、嫁さんが行ったときの観察によると玉ねぎの皮まで溜めていたことがあるとの事。
親父が母親に金をもたせて近所のスーパーに買物に活かせると一時間半ほど帰ってこないとの事で、その間に親父はコッソリいろいろ片付けを続けているとのことでしたが、そのようなアクションが無い限りは我が実家は既に汚屋敷になっていたことでしょう。orz
家の中にはやたらと家具やプラスチックケースが積み重なっており、一体老夫婦二人の生活で何がこんなに物が必要で物に埋め尽くされなければならないのか?屋根裏も調べてみましたが、本当にボロ布のような布団まで溜め込んでありました。
本当に親父様々というところですが、親父も呆けるような事があったら・・・。ということがなるべく起こらないことを心の底から祈るばかりです。
老いて人生の終末を迎える人々の中には本当にモノを捨てられない一群の人々がいる事を病院での事例では了解していましたが、いざ我が母親にそれが起きてみると本当にガックリです。きっとこの人達は、物を捨てるイコール自分の人生の欠片を捨て去るというような気持ちになるのでしょうね。
まあ、これから起きるであろういろいろな出来事に備えておかないといけません。その一端として、一回は嫁さんを助手として田舎の家に連れて行って、両親が生きているうちに赤帽を呼んで家の大掃除をしないといけないなと強く決意したのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿