2019年10月24日木曜日

アンケート作成の落とし穴

今回、院内研究を通じてわかったことがありました。

センサスというかアンケートを行うには一寸した、しかし膨大な工夫が要るという事です。アンケートというのは質問の流れが自然な形で進んでいかないと回答者が迷子になるということ。例え迷子にならないような質問の流れを作っておいても、回答者の知的レベル次第では回答が正しく行われない可能性があるということ。

可能であれば、中学二年生が回答者になってもその質問の意味を汲み取り、迷うことなく最後の質問まで辿り着くような仕組みにしておく必要があるということ今回も痛感いたしました。orz

回答者の中の数パーセントは本当にこちら側が全く予想しなかったような「驚くような間違い」をしてくれます。例えばウェブ形式のアンケートであれば、回答自体が流れとしてプログラミングされている事がほとんどで、選択肢を選びさえすれば、(問題作成者がフローを間違わない限り)最後までオートマチックに進んで終了です。

ところが、これが紙のアンケートになるとそれはそれは驚くほどの間違いが・・・。
特に多いのは“括弧で囲んだ注意書き”を読まない人でしょうか。例えば、「③の質問でハイと答えた方だけ以下のA-Cの質問に答えて下さい」という様な書き込みをしても、ノーの人であろうと関係なくその枝門に突入する人達。

そしてこれまたびっくりするほど多いのは表と裏で連続したアンケートを配った時にはたとえ「裏に続く」旨を記しておいても表の質問の最下段でプツンと回答が切れてアンケート全体が無になる事の多さでしょうか。

笑ってっしまうような間違いなんですが、質問作成者側としては実のところ工夫が足らなかったのであろうという後悔の連続です。
それでも右往左往しながら、最終的には作成者側も慣れてくるもの。最後に有意義な回答が収集されればそれまでの苦労も報われようというものです。

頑張らなくては!


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