それが「食べたい」という欲求によるものなのか、モノを片付ける、奇麗にするという行為の延長上にあるものなのかはイマイチ曖昧で判らないところがあるのですが、その思考過程がどのようなものであれ、結果としては「異食症」という形態をとってしまいます。
一番初めに気づいたのは未だ息子が4‐5歳くらいの頃だったでしょうか?メリーランドで家族でショッピング・モールに行っていた時に息子が駐車場の壁にクロスさせるように張ってあるでっかい防震用のデカいケーブルのような構造物に厚く積もっていた何だか良く解らない埃のようなものをペロッと舐めた事でした。
慌てて息子の口を拭き取り、濡れティッシュで更に口の中を拭い取った後、トイレで口を濯がせましたが、こんな事を咄嗟に息子がしているのを間近に見て「これはもしかしたら他でもやっとるやろうな」と思わせるに十分衝撃的なシーンでした。
しかし、目立つ感じではそれからも我々親の目の前ではそういう奇異な行動を見せなかったのですが、落ちてしまったお菓子や食べ物を執拗にすりつぶして粉にしてしまうまでゴソゴソと踏み続ける様子を見て、思わず「やっぱり拘り強いよな~」と笑ってしまう事度々でした。他にも、机の上に落ちた飲み物をベロでするっと舐めたり…。
それからです。このブログでも以前書きましたが、写真立ての後ろに付いていた長いメタルのついたて棒を何本もコッソリ呑み込んで大騒動になった事とか、机の上の剥げかけた塗料を我々が見ていない時に数ミリ剥いでは口に入れる等という事をしています。
やっぱり言葉が通じないので、駄目だという事を身振り手振りで理解させるのですが、見ているところでは良くても、見ていないところでは!って奴で、心配は絶えません。仕方ないとは思いつつも体に良くないものは可能な限り彼の口の届かないところに置いておかねば、そして見ておかねばと思う親父でした。
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