2025年3月5日水曜日

血圧のコントロール

嫁さんの血圧が上がって来ていた事から降圧剤を嫁さんに服用させ始めて既に二年以上たちます。

実はもともと私自身は血圧の高い人間では無かったのですが、40半ばを超えてきたころから、疲れた頃にウォルマートとかで血圧を測ると「アレ?」という感じで血圧の上の価が130を超える様な時が時々出て来ました。それ以降は上がったり上がらなかったり。

10年前に日本に帰って来てからもあまり変わらない感じで、上がったり上がらなかったり。そのうち、下の血圧が少しずつ上がる事が多くなりだして、上もコンスタントに130を示すようになってきました。

嫁さんの方が血圧の上りがちょっと高かったので、オルメサルタンという降圧剤を服用させ始めました。効果はテキメンであっと言う間に正常範囲内の血圧を示すように。その後、ちょっとした理由があってアムロジピンという薬に変更。やはり降圧効果は十分でした。しかし、これもまた訳あってもう一度ARBであるオルメサルタンに。

取り敢えず、嫁さんはこれらの薬を一剤飲むだけで十分に上等な降圧を達成する事が理解できました。出は己自身はどうなのかと云うと、年齢や血圧の込み入った状況を考慮すると、いろいろと考えないといけない事があるにしろ先ずは単剤で降圧。私の場合は早朝高血圧の傾向が強いので寝る前にしっかり服んでいますが、良く効いています。

このタイプの高血圧は脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高い方なので、きちんと降圧する必要があります。今のところ私は一種類の降圧剤で事足りていますが、今後の流れを考えると、心不全予防その他の目的の為には長い目で見てどの薬を選択していくか良く考える必要があると考えています。

降圧剤の進歩は日進月歩。私が医学部に居た頃には影も形も無かったような薬が大手を振ってメインの薬として使われている時代。勉強しなければアッと言う間に時代に取り残されてしまう状況。古い知識で古い治療を続けているとその行為自体が犯罪になってしまう事になります。新しい知見に基づいた治療論で、より良い薬を使って治せる疾病を「その方法知らないから」という理由で使用しないのは患者さんのレスキューにおいて完全にバツですから。

循環器専門医との心血管系の治療や知見に関するこの手の話はなかなか奥深くて愉しいものです。今後もいろいろ多くの先生方から学びながら、嫁さんと二人分の血圧のコントロールに勤しんで参りたいと思います。^^

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